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イマドキ!

2011.07.12
 朝はニュースばかり見ていたのですが(さっさと朝食を食べた後はダラダラ寝転びながらテレビ三昧。これぞ旅の醍醐味です。←違うから。)ちょうどこの時放射線物質入りの牛肉が出回って大騒動!という事件が報道されていました。牛の餌である稲わらが高濃度の放射線セシウム(半減期は30年という放射線物質。)に汚染されていたのが原因でその量は9万ベクレル、規制値300ベクレル/1キロの300倍という驚愕的な数値を出していたのです。しかし本当に恐ろしいのはそれが原発から30キロ圏内をはるかにすっ飛ばした栃木県との県境・浅川町の稲わらだったという事実です。稲わらが収穫されたのが3月下旬という事実から考えて原発爆発(地震発生)から長~く考えても19日間の間でそれだけの量の放射線物質がその辺り一面の地面にに降り注いだと考えられます。県境でさえこれなら東北・関東地方一面だって危ない訳でどれだけ放射線物質が撒かれたのかと想像すると怖いです。放射能を恐れて東京からさっさと自国に帰った外人達の行動は誇張でも何でもなく正しい判断だったと今更納得しても後の祭りです。
 時同じくしてテレビでは福島で桃が収穫されたので農家を救うためにも買ってほしい、津波による塩害に負けずに苺栽培復活に向けて頑張っている、という紹介がありましたがその桃や苺を育てている土地では問題の稲わら以上の放射線物質が撒かれていることは確実で事態がただの自然災害に留まっていないことを全然分かっていない農家の皆さん、および番組製作者の皆さん(と、何も知らずに見てたら騙されてしまうであろう視聴者の皆さん)には悪いけれども我々一家は絶対に「福島産」は買わないよ、と決意を新たにしてしまいました。
 宮城の稲わらを食べた北海道の牛まで汚染されたとの報道も耳にして福島産だけでなく国内全ての肉が危ないと判断した私達。これからは肉は外国産しか買えないなと身の安全の為にまたも家族ルールが増えました。それにしても外国産の輸入肉に対しては再三「必要ない」と言われながらも狂牛病発症を防ぐため等々と検査を欠かさないくせに原発爆発の当地の県の肉に対しては何の検査もしなかった(挙句に出回ってから問題になっている。)なんて日本っておかしな国だなあと改めて思ってしまいました。

 という訳で旅行で北海道に行ってきました。大学の修学旅行で行ったことはあったのですが今回はゴルフメインで日程のうち半分は家族でゴルフでした。そんな訳で2日目3日目はニドム、ANAダイアモンドでプレイしてきたのですがさすが北海道というべきかコースにもウサギ、キツネ、トンビなどの野生動物の姿を見ることができ、思わずプレイそっちのけで写メに撮ってしまいました。(ゴルフしなよ。)キャディーさんの話によると今回は見かけませんでしたが鹿が出てくることもあるそうで、さすが自然豊かな北海道と感心してしまいました。(でも県庁所在地近くなどはやっぱり都会チックで東京と同じような建物まみれで「緑はどこですか!?」みたいなところもありましたが…。やっぱりここは日本です。←当たり前だ!)地元と違って動物の糞も結構落ちており危うく踏みそうになったことはさておいて、人口の少なさ、自然の豊かさに地元と違うものを感じて空気を満喫してきた私でした。…うん、あの土地で夕張の遊園地その他都会的一般的建物を作るっていうのはやっぱり採算が合わないというか無理があったと思うの…ゲフッ!

 というわけで舞台は同じ北海道の話を更新です。(正確には北海道は主人公の故郷だが。)道路にもキツネやタヌキが飛び出すので注意となっている北海道では話のように野良キツネを拾うことは十二分に可能ではありますが彼らはエキノコックスという寄生虫もセットでついているので話のように「拾って」しまったらまず感染します良い子は決して真似をしてはいけない、そんな彼らの物語です。そんな訳で渡瀬先生には珍しく「何の変哲もない」(ファンタジー要素ゼロの)学園物です。しかしこの「学園物」をしっかり描けない人は少女漫画描きとしてやっていけない(新人さんなんかはよくファンタジー物を描きたがるらしい。)そうなので原点に戻った気持ちで描いていったんだそうです。「これで生活しているんで漫画喫茶とか古本屋とかは本当に困る。」という切実なコメントも盛り込まれていて、じゃあブログで紹介して作品に興味持てるようにしよう、と記事を書いたのに気がついたらすっかり主人公バッシングの内容に…。でも、まあいいか、このブログ自体ほとんど誰も見ていないですし。(オイ!)

 山崎たんぽぽ…たんぽぽ「ホラこれ!覚えてないっ!?」
公暉「いきなり下着見せる下品な女、知らない。」

にょーにょー言っているのが物凄く耳ざわりで、いじめにあっている割に間を溜めてからダメージを受けていない反応を返している(挙句に好きな子の隣に座ったりと逆に利用している。)辺りこの人実は自分が「いい人」になる為に全てを計算しつくしてないか!?とむしろドン引きしてしまったキャラでした。(速攻であの反応を返したのならこれが彼女の素なんだと納得できますが、間がある辺り考えてからの反応だと逆に怖くなった。)人に向かってゴミ掃除用の掴みハサミで指さしたり、泥のついた手で人の口を塞いだり(汚れるよ。)の失礼な行動オンパレードには明るさを取り越して感覚のズレを感じてしまったり…ゲフッ!北海道でも鈍さから友達とこじれていますが実際彼女と友達をやっていくのは大変だろうなぁ~(鈍いというのは「人の気持ちや痛みに関して無関心」という欠点でもあるので付き合っていくには苦労するでしょうね。)と納得してしまったり…ゴフッ!寄生虫(エキノコックス)持ちの狐を飼っているだけでも驚き(病気になるぞ、お前!)ですが数々の破天荒な言動には明るさを通り越して図々しさを感じてあまり好きにはなれませんでした。元気(だけ?)が取り柄だったのに恋愛がらみのエピソードが出るやどんどん消極的でベタベタした性格になっていったのも凄く残念だったり…ゲフッ!

 九卿公暉…「俺は家に対しての責任を江里花に感じているだけでそこに愛は無い!」
という感じのセリフにそれを学校という公衆の面前で言うなよ!(聞いてたのがたんぽぽだけで良かったね。)とツッコミを入れてしまいました。
サラセニア(ちょっと変人)トリカブト(人嫌い)へリコニア(独特な個性)の花言葉が全て当てはまる主人公の相手役です。(どんな人間だよ!)兄貴の責任(婚約者含む。)を全部背負わされた責任感の強い男扱いされており本人もそう思っている節がありますが結局自分の都合で婚約者を投げ出している辺りこの男だって兄貴と同じじゃんと、むしろ善人ぶっている(しかしそこに心が無い。)分あまり好きにはなれませんでした。江里花さんとの破局は彼女が登場した時から見えていた展開(…。)だったとはいえ、期待を持たせるだけ持たせた上で手放した公暉は本当に微妙に感じてしまったり…ゲフッ!たんぽぽとのお互いに「相手」がいることを気にしながらの恋愛はまるでW不倫を見ている気分でした…ゴフッ!最期には相手を裏切るなら始めから期待持たすなよ(でなきゃ覚悟ができないだろ!)と2人共にげんなりしてしまいました。善人ぶっていますが実は偽善者ですよね、この男…。

 西園寺月子…ガラス割れてますよ西園寺さん、と第1巻からツッコミを入れてしまった女性です。普通はこういうライバルキャラが嫌われ役となって主人公の人気を引き立てていく物なのですが、1巻から「財産目当て」(つまり心は狙っていない。)発言をして前線から退いたこともあり逆に「仲間」として人気キャラの一人になっていってました。(嫌われ役として割を食っているのはむしろ婚約者の江里花の方。)恋敵の立場はどこへやらいつの間にかすっかり仲良しになっていました。「私達は友達だし家柄を気にせず相手を見てくれる大切な人間として山崎さんは必要。」とまで言ってくれていますが西遊記だの少林寺だのカートリッジだの人の名前は(ワザと)間違い放題(失礼な女だ。)委員の仕事はサボる(挙句に月ちゃんが代わりにやっている。)さらには皆で行っている委員を辞めることを賭けの道具に使う(仕事はそもそも賭け事に利用するものじゃありません。皆で協力して頑張っているものを何だと思ってるんですか?)などなどたんぽぽは友達にするには微妙なキャラだと思えてならないのは私だけでしょうか?どこまでも尻拭いをしている月ちゃんが真の意味でいい人に思えてなりません。むしろ主人公より苦労してるんじゃないでしょうか…ゲフッ!

 九卿耀司…京極「俺が聞いたのは九卿の長男は性転換する為モロッコへ移住…。」
公暉「そりゃデマや!……多分、デマや。」

考える間があったのは「まさか、だから婚約者を捨てて海外へ…?」という思い当たる(嫌な)節があったからでしょうか?という訳で兄貴について発見後と再登場時とでbefour/after並にビジュアルが変わり果ててビックリしたのを通り越して誰だか分かりませんでした。(禁句。)やはりあの路上生活者のようなひげ面は小コミ読者に不評だったのでしょうか?(禁句2。とはいえ金髪は変わり果て過ぎだと思うの…。)女の好みは兄弟だけあって似通っているのか北海道で初めて会ったときからたんぽぽが気になっていたそうですが、だとしたら期待を持たせて付き合っていたたんぽぽは残酷なことをしてるなあ~と余計にたんぽぽに関しては引いてしまったり…ゲフッ!「(気持ちの無い人間との虚しい付き合いを続けられるほど)オレ人間できてへんから…。」というセリフには最もだとうなづいてしまいました。(つまりたんぽぽがしていたことはそういう残酷なことなんですよね。)別れの言葉まで相手に言わせて(嫌われ役は振る方が責任もって果たせよ!)余計にたんぽぽが微妙なキャラに思えてしまいました…。委員の仕事も結構人任せが多いし仕事もプライベートもいいかげん過ぎませんか、たんぽぽさん?

 柳原江里花…江里花「公暉さんの喜ぶことなら私が何でもしてあげる!」

これが18禁ゲームとかだったら「ま、マジで!?そんじゃ今すぐ…!」とあやしいシーンに突入するのですが、いかんせんこれは少女漫画、そんな展開にはなりませんでした。(当たり前だ!)
たんぽぽや耀司にもツッコミを入れられていましたが、この人は子供っぽく誰かに縋りついていたかっただけで本当に公暉を「愛してる」わけじゃなかったと思います。…でもね、子供なりに必死だったとも思うんです。「あんた甘ったれているだけじゃない!」と言われていますがそのセリフは恋が上手くいかないからって兄貴の耀司さんの優しさに甘えて自分の気持ちをごまかそうとしたたんぽぽには言われたくないような…ゲフッ!緑化委員の仕事だって主だって行っているのは西園寺さんや公暉ですし、バラの告白アイディアだって出したのは江里花です。「何で皆あんなろくに仕事もしない人間を認めているのよ!?」と理不尽に駆られている気持ちは十二分に理解できてしまったり…ゴフッ!相手にもたれたい気持ちはあったにしても、寒い中で体が弱いのを押して外で公暉の帰りを待っていたり、振られたにも関わらず一縷の望みを持って北海道(日本の北の果て。)まで行ったり、本当の気持ちだってあったと思いますよ?(「やっぱりあの子が原因なんだ。」等々の計算高さなど作者のせいで意図的に黒く描かれている部分は逆にえこひいきを感じてかばいたくなってしまう…!)全校生徒の公認の仲(進展しようが別れようがとにかく皆の晒しもの。)になった後で別れを決意した捨て身の覚悟(まさか自分からサヨナラを言うとは…。)には潔さも感じて個人的には好感度の高いキャラになってしまいました。恋に関してはたんぽぽよりも行動している分、彼女の方がよほどけなげに思えてしまったり…ガフッ!
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桜狩り・中

2010.11.08
 後書きより、この話はふしぎ遊戯のような「なんちゃって大正時代」ではなくてちゃんと時代物に入る為、何冊も文学を読んで、いくつもの古い洋館や町並みを探索し、明治村などのテーマパークを巡り、写真を現像し…調査費用だけで何万円もかかったんだそうです。また「男色」も真面目に研鑽しゲイ、BL、衆道、男色が全部違うことに気づいたり勉強、勉強の果てに書き上げた作品だったそうです。(私なんてホモが「男として男を愛する人」でゲイが「性別は男だけど心は女で男を愛する人」…という程度の違いしか知りません。)なるほど深い作品になっているわけです。そんな訳でジャンル、内容はアレにも関わらず下巻が楽しみだったりします…ゲフッ!

 田神正崇…てっきりそんなシーンは上巻の最後だけで終わりだろう(そう何度も少女漫画作家があんなシーン描かないだろう。)と思っていたので中巻でむしろ回数が増えたことにビックリしました。モテル男を恋人に持ってしまうと(違うだろ!)後が大変というかおかげで櫻子、葛城医師など周りの人々にいじめられるわ、蒼磨にはいいようにヤラれるわ元々がノーマルで純情な人間だけにすっかり精神的に追い詰められてしまいました。葛城先生とのあのシーンは田神君が哀れというのはもちろんありましたが今までそんなプレイされてきたの蒼磨様!?(そりゃ性格も歪むわ!)とそっちの方も気になってしまったり…ゴフッ!ともあれ数々のいじめもあって櫻子へのほのかな恋心はもう見る影もなくなってしまったようです。また1歩、ノーマルの道から縁遠く…ガフッ!

 松下孝文…田神君の兄ちゃん。背中に掘った入れ墨は竜だとこの巻で判明しました。上巻では正直ろくでなしの兄貴でしたが(大多数の人間は田神君の立場にあったら体をタテに金をこしらえる真似なんてせずに、兄貴を見捨てて逃げてるでしょう。)幼い頃のハーモニカのエピソードといい彼なりに苦労してきたこと(あの人生以外、選べなかったのでしょう。)が伺えて今回かなり見直しました。しかし、せっかく田神君が体張ってまで金を作ったのに当の本人が獄中死してしまっては田神君、ヤラれ損じゃないですか!と無情な展開に悲しくなってしまいました。で、これでもう田神君が体張る意味はどこにも無くなってしまったのですが(それでも借金は借金なのだろうか?)下巻では蒼磨×田神君のそんなシーンはあるんでしょうか?…ゲフッ!

 斎木蒼磨…ガラスの怪我にて、いくら小さな傷だからと言って口で唇の傷を消毒しようというのはどうかと思いました。(しかも櫻子以下、人前なんですけど…ゴフッ!)川遊びをして自分には見せない朗らかな表情で笑っている田神君を見つけたときの切なそうな表情や、最後のページの「葛城か…!」(俺の恋人をこんなにしやがって…!←違うだろ。)と怒っているときの表情が印象的な彼です。(コマ割りもですが本当に見せ方が上手いですよね、渡瀬先生って。)どうやら亡くなった「奥様」とも関係があったらしくそんな異常な家が嫌で葛城の協力の元に殺害したのに彼の生活の乱れはその後もなんの変わりも無かった(むしろ酷くなった?)ようで切ない人生送ってきたんだなあ、と感じました。さて、これから葛城をどうするつもりなのか楽しみです…ゲフッ!

 葛城知彦…医者としては結構儲かっているようで、広大な屋敷には趣味で茶室までこしらえてありました。彼の奥様にまで縛った後や殴られた後にできた痣があることを見受けるに、彼はああいうセックスしかできないようです。(ということはやっぱり蒼磨との行為もそういう内容だったんでしょうね…ゴフッ!)蒼磨との付き合いはおそらく登場人物の中で1番長いんでしょうが問題は長さよりも内容だよねという人間関係の真理にあてはまり蒼磨にとっては(少なくとも気持ち上は)その他大勢の愛人の一人に過ぎないようです。(まあ、あの性格じゃあねえ…。)その八つ当たりもあって今回は思う存分田神君をいたぶっていますがおそらくはそれでさらに蒼磨に嫌われる結果になっていることに彼はまだ気づいていません。上巻で死んだ愛人達のように勝手に自滅して下さい。(オイ!)

 斎木櫻子…ガラスの欠片事件の時、蒼磨が真っ先に彼女をにらんでいる辺り犯人はバレバレの状況だったようです。どうやら蔵に閉じ込めた父親への恨みも相当あるらしく葛城医師と共謀して毒薬を持っている様子です。そんな風に身内でも容赦なく殺す計画を立てるほど執念深い性格なのに蒼磨殺人計画は立ててない辺り「ずっと恨んできた。」という言葉とは裏腹にやっぱり兄貴のことだけは愛しているんでしょうね。(…いや、兄妹だろ、お前達。)しかしその執念というか嫉妬深さが災いして、愛人の一人だった女中は流産する羽目になり、田神君は泥御飯を食わされたり、周りの人間の被害は増大する結果になっています。ともあれあのビジュアルが災いしてどうしても16歳には見えない私です。これから成長というか身長とかは伸びないんでしょうかね?

桜狩り 上

2010.09.04
 こんな大風呂敷広げた話が上・中・下の3巻で終わらせられるのか?と心配してしまったところ、後書きによると話の内容は既に完結していて後は絵を描いていくのみの状況だと分かりちょっと安心しました。後書き前の蒼磨と正宗のセリフは中巻で印象的に使われているシーンの物で読んでから感慨深くなったものです。ともあれ、少女漫画の大家的な人がこんなに堂々とボーイズラブ描いてしまっていいの!?(ああ、でも今までの作品の脇役キャラなど結構その手のネタは多く使われていたっけ…ゲフッ!)と読みながら滅茶苦茶焦ってしまった記憶があります。で、でも色々胸に訴えかけてくるものはあるので友達には貸してしまいました。貸した友達は果たして読み終われるのか今になって心配している話でもあります…ゲフッ!

 田神正崇…元々彼は斎木家に働きに行く予定ではなく(予定の家が没落しており、轢かれそうになった車の主の名刺を頼りに斎木家に行ってしまった。ここでおとなしく実家に帰っていれば物語は始まらなかった…のに。)斎木家の方でも書生は募集してなかった事(蒼磨がタイミングよく紹介状を見つけてしまった為父親の推薦を得て働けることになってしまった。)から考えて不運な少年というか、歯車が回るとはこういうことを言うのでしょうね。(受験に関しても時期を見合わせずに7月の試験を受けて帝大に行っていれば何事もなく屋敷を出ていけた…はずなのに。)社員の吉野さんを蒼磨の愛人の一人とも気づけない(葛城先生も呆れる程の)鈍感さも災いして蒼磨のいい部分だけを解釈して捕えてしまったことから彼の悲劇が始まりました。(田神君以外の愛人たちは皆、蒼磨のそういう面に気づいており、愛しながらも軽蔑している。)蒼磨にとっては損得勘定(恋愛感情)抜きで接してくれた初めての人間(というより唯一色眼鏡で彼を見ずに人間扱いしてくれた人だったのでしょう。)だったのでしょうね。北の蔵で出会ってより櫻子に淡い思いを抱いていたのですが、上巻ラストシーンを読めば分かるとおりそれどころの事態ではなくなりました。中巻では真っ最中に櫻子に見せつけられたり(そこまでして仲を引き裂きたいか、蒼磨!)と余計に過酷な仕打ちが彼を待っていたりして、正直メチャクチャ可哀想なキャラです…ゴフッ!

 斎木蒼磨…イギリス人とのハーフ。美人の母親に似てしまったたことはある意味悲劇と言えるでしょうね。(もし彼が父親似だったらこんな乱れきった人生にはならなかったでしょう…から。ハーフに生まれても不細工な人は不細工ですし。)母親は「舞姫」よろしく貴族とはいえ没落した貧乏人で下働きをしていた時に斎木父と知り合ったようです。その時は泣く泣く別れたものの祖父が死んで家督を継ぐと早速蒼磨を引き取っている辺り(奥様と櫻子はいい面の皮である。最もこの時代の結婚は全て恋愛とと関係ない家同士の計算結婚であり、斎木父が永遠の恋人を忘れられなかったのもある意味理解できるが…。)よほどアビゲールを愛していたんでしょうね。(伊豆の踊子ではエリスは狂いながら子供を産むも相手の男はそれっきりでした。)ともあれ誕生と同時に母親を亡くし、数年後にようやく父に引き取られるも異国で好奇の目にさらされながら男女問わず異常な愛情を向けられるうちにすっかり歪んで育ってしまったんでしょうね。(鈍そう~で母親のように惜しみない愛情を注ぐ人にはとても見えない父親ですし。下手したら蒼磨の乱れた側面に現在も欠片も気づいていない可能性すらある。)周り中が下心(見返り)を期待して彼を特別視する中、田神君は初めて何の損得計算も無く自分に尽くしてくれた人間(初めて無条件の愛情を示してくれた人間。)だったのでしょうね。挙句に自分の為に体を張って暴漢に襲われてくれて(この書き方じゃ怪しい誤解をされそうだ…!)「あなたの為ならなんでもする。」なんて言われてしまって(それって「母親」のセリフですよね。親の愛に飢えてきた蒼磨には殺し文句だったかもしれない。)トキメキはMAXだったんでしょうね。なのにあんなハレンチな写真を見られてしまって。(櫻子が出てきた時点で処分しておけば良かったのに。詰めが甘いですよ、蒼磨さん。)それだけでもショックだったのに田神からは拒絶されてしまって。(大ショックです。)どうせ叶わぬ恋ならば自分の手で滅茶苦茶にしてやれ!というやけくその心理は分かるのですが…訳も分からず犯された田神君はいい迷惑です。ホモでも何でもいいですから(良くねえよ!)取りあえずそういうことは互いの合意の上で行いましょうよ、蒼磨さま!

 斎木櫻子…蔵に閉じ込められたせいで発育不良だったのか16歳にはとても見えない蒼磨の異母妹です。(下半身だけは成長しているようですが…ゲフッ!)髪が白く目が赤いというのはウサギにもよくいる白子(白ウサギ)という生まれつき体に色素が無いという奇形(なので眼は血の色が出る。)で肖像画はわざわざ絵師に頼んで黒く塗りつぶしたのでしょうね。(マトモに見えるように。本人は蔵にいるのでバレることは無いのですし。)美貌の兄貴に数々の愛人がいることを知っているものの兄貴によって母親を奪われた不幸から自分こそ兄貴に一生尽くしてもらえる価値のある特別な人間だと思い込んでいるフシがあるようです。(異母兄妹という常識的な禁忌は気にしていないらしい…ゴフッ!)練習の成果か主役2人の情事のシーンになる頃にはちゃんとスタスタ歩けるようになっていました。(蔵の中もそれなりに広いんだからちゃんと歩いていれば良かったのに。いつもしゃがんで移動していたのだろうか?)どうやらこの兄妹、顔は母親似で下半身は隠し子を作る程の好色な親父似(なるほどアビゲールと同じ顔の蒼磨に惹かれるわけだ。)というのは共通しているようです…ガフッ!

 葛城医師…斎木家の元書生(そこから田神君のように大学に進み医者になった。)にして蒼磨の初めての相手です。(というより蒼磨が体を投げ出す代わりに義母を殺す手伝いをしろと取引をした。医者を丸めこめば死亡診断書の偽造は簡単なことだったの…でしょう。)出会って4年間ねっとりとした視線で眺めまわされたり寝苦しくて目を覚ましてみると自分の上に葛城がのしかかってたり(犯される寸前です。目を覚まさなかったらとんでもないことになっていたでしょう。)蒼磨の性格が歪んでしまったのは主にこの人のせいもありそうです。彼は「自分は蒼磨の初めての人」ということで自分は他の人間と違う蒼磨の特別に値する人間と勝手に意識していますが、普通は自分と関係を持ちながら他の人に手を出されている時点で「この人、自分に本気じゃないんだ。」と気づきそうなものですが…ゲフッ!勘違い野郎(…見て見ぬふりをする人々?)がいっぱいいて蒼磨も大変ですよね。おまけに何故だか野郎ばっかりの嬉しくない状況ですし…ゴフッ!(上巻現在、蒼磨と関係中の女は実の妹の櫻子だけである。マトモな関係の女もいないじゃないですか!ゲッフン!)

 松下孝文…もう少し裕福な家だと取りあえず育ててできの悪い子を養子に出すという実力制を取るんですが、彼らの実家(野上家)にはそんな余裕さえ無かったようです。どうせなら物心つく前の赤ん坊の頃にでも養子に出せばいいものを、多感な時期に家を追い出されてしまったせいで兄ちゃんはすっかり不良になってしまいました。(最も松下家は始めから無料の丁稚目当てで養子を貰った感があるようなので、いつあの家に貰われてもいずれは不良に身を落としていたでしょうが…。)もう少し早く田神家が養子をもらいに来てくれれば自分が弟と同じように学校に行け、普通の子供に近い暮らしが出来たろうにと悔しくてならないんでしょうね。思わず正崇を殴っているのは、運だけで多少なりともマトモな家で暮らせただけなのに自分を下に見下すな!と彼なりにたまらない気持があったからなのでしょう。(松下の家ではまともな職に就くチャンスさえ望みがないでしょうしね。)刺青に正崇が注目している辺り本格的にヤクザ仲間とつるむようになったのはごく最近の事のようです。この後、彼の為に正崇は体を蒼磨に売って借金返済をするという「お金がないっ!」と全く同パターンのそんなな展開を見せることになります。どうやら親類の為に巨額の借金を背負わされるというこの手のパターンは王道のようです…ゴフッ!

妖しのセレス①~④

2010.07.21
 血はドバドバ、ノリは暗いという前連載作「ふしぎ遊戯」(前向きでひたむきな作風)とは180度違ったノリに「…?」と思ってしまった(それまでの少年誌のようなテンポのいい作風を求めていた)ファンもいた反面ヒロイン的には子供っぽい美朱よりもしっかり者の妖の方が好感持てると気に入ったファンもいたそうです。(特に海外ファン。日本では少々バカっぽい女の子の方が親近感がわくが海外の女性は勉強もしているしっかり者の女性が多いのでそんなキャラが凄く馬鹿に見えるのだとか…。)そんな訳でオカルト風、純少女漫画風のノリで進んでいくこの作品が加速して本当に面白くなってくるのは3巻以降の話でありそれまでは頑張って読み進めて行く「根気」が必要です。(妖の一目惚れの一人盛り上がりぶりといい、十夜のいきなり過ぎるキスやハグなどの行き過ぎた行動といいコメディ入っている今までの作品だったらともかく真面目で根暗な人達がそれをやっているのは正直引きました…ゲフッ!)

 御景妖…雄飛「世の中の男の股にはアレは絶対についている物なんだよ!さてはお前まだ1度もお世話になったこと無い…」
妖「自分の脳ミソ作り直せっての!セクハラ男!」

…え!?この人こんな外見(コギャル)で会ったばかりの男(十夜)のマンションにホイホイついて行くような尻の軽い性格でまだ処女なの!?(それで何でキスマークの付け方を知ってるの?)と見た感じと違う「意外な一面」に少々驚いてしまったものでした。「明がベッドで皆に優しくされている間に親戚始め身内にゃ殺されかけるわ親父は自分の為に死ぬわそれでも何も知らない兄のことだけは守ろうとしている」苦労人であり少女漫画では(なんだかんだで男達にモテてチヤホヤ守って貰っているヒロイン達と違って)珍しくとことん酷い目に合っている辺りは同情に値する女主人公ですが(身内が敵であり自分の中にいるもう一人もある意味で敵である訳で…敵だらけで大変そうだ。)貞操観念についてはちょっと共感できなかったものでした。(いや、好きですけどね、この子。)

 セレス…「私は必ず復讐すると決めた!羽衣を取り返し必ず御景の1族を滅ぼす!」

盗難と強姦の罪って一族根絶やしにされるほど重い物でしたっけ…?(主犯である明(の前世)はともかく他の血族は全く無関係でいい迷惑なのでは…?)と疑問も出てしまったものでした。何百年も前の話だし人格は別だしもういい加減に時効を成立させてあげてもいいような気がしますが、かの女神アルテミスも自分の裸をうっかり見てしまった男を鹿に変えて飼い犬に食い殺させているし女神様の裸を見てしまった(どころか最後までいたしてしまった。)罪はやはり万死に値してしまうようです。(セレスは古代ローマの女神「ケレス」の別称。)が「復讐する」と言っている割にはその相手の明に抱きつかれた時「さ…触らないで!」と物凄く動揺している(近寄ったのいい事に得意の神通力ではじき殺せば良かった物を結局それはできなかった。なんだかんだ言いつつも根底では相手の男を愛していたというか想う所はあったご様子です。)辺り復讐を果たした所で彼女は本当に心から満たされて成仏できるのか不安も尽きない所…です。

 三上十夜…渡瀬先生曰く彼は「クール」なのではなく記憶(元となる人格)が無いせいでどう感情表現をしていいか分からない(だから妖にガンガンアタックされるとどう対処していいんだか分からなくて困ってしまう。)だけなんだそうです。(実はその辺の配達屋の兄ちゃんだったりして←んな訳、あるか!)人間ぽさを感じないだけに1部の人達からは「アンドロイド」「サイボーグ」とも囁かれており、成程「記憶が無い」のではなく作られたばかりで「元々の過去が無い」のならいくら時間が立っても記憶が戻らない理由が納得できると得心してしまったものでした。しかし「頭の中に何もない」おかげで御景家の科学でいくらでも知識をインプットし放題という特殊な状況も実現し(捨てる神あれば拾う神あり…。)人生何が幸いするか分からないものだと実感もしてしまったものでした。

 梧雄飛…妖「今、雄飛の事とても愛おしく思った…。」

でもその気持ちはあくまでもLIKE(人間的好意)であってLOVE(男としての魅力)じゃないという所が…雄飛の悲しい所です。彼の出生について、梧家の旦那様が使用人に手を付けた結果生まれたのが雄飛だそうで(いつの時代のどこの話だよ、これは!)10歳になってやっと父親の籍に入れて貰った(10年間かけてやっと認知してもらえた)ものの全てが明るみになった事で本妻からは愛人(泥棒猫)として苛められ「雄飛を梧の人間として何不自由のない暮らしを保障して貰う」目標を達成してしまった(目標が無くなってしまった)お母さんは…限界を迎えてしまったんでしょうね。(物理的に恵まれた生活よりも愛情を込めて接する人間が側にいる方が大切だという事に現在もお母さんが気づいていないのが残念です。)「優しくしてくれる義姉やQさんは他人で血の繋がった身内はもっと『他人』だ。」という彼のセリフには成程とも頷いてしまったものでした。いくら欲しい物が手に入っても彼の言うとおり「心がなきゃオレだって嫌だ!」という訳でこんな生い立ちなのに純粋に育っている彼にひたすら拍手してしまったものです。(普通だったらグレてるぞ。)

 浦川由貴…「昔からね、嫌な事は少しの間目を瞑っていればいつの間にか終わっているの…。」

でも二度と目を開ける事ができなくなっちゃった…間違った選択をしてしまった自分と違って御景さんには頑張ってほしいという再登場時のセリフには胸を打たれたものです。過去(小学校時代)に気持ちをバラされた事で好きな相手とは(それまでもあまり喋れていなかったのに)完全に嫌悪感持たれて避けられるようになったトラウマから秘密を人に知られる事に対して異常なほど敏感になっており逆上して力の暴走を起こしてしまっていましたがそうまでして守ろうとした大切な人は実は自分を利用することしか考えていなかった(彼もまた心の底では浦川さんを馬鹿にしていた)というのが悲しい現実でした。騙すなら最後まで騙し続ければ良かった物をギリギリの状況になったことで本性を出してしまった羽山先生の残念ぶりにも合掌してしまったものです…ゲフッ!(あそこで「僕は大丈夫だよ愛しいハ二ー。」といつものように好青年を演じていれば結末は変わっていたのにね←そうか?)

 梧納涼…「おかげさまで『永遠の片想い』してるわ。」

新婚早々に夫を亡くして、そのショックで子供も流産してしまって…と「オルフェウスの窓」のユリウス(目の前で夫を失いそのショックで早産→死産してしまった。)並に不幸な目に合っている女性ですが、それでも「短かったけど私は一生で一番…誰より幸せやったと思てる。」と過去を大切にしつつも乗り越えている様には彼女の強さを感じました。本家の次男にも好かれているようですし、いっそ彼と人生をやり直してはとも思うのですが「過去を振り切ること」と「相手への好意を忘れること」は別の問題のようで結局最後まで誰ともくっつかずに終わっていました。子供を産むこと(妥協して適当な男をセックスの相手に選ぶこと)だけが女の人生ではないし潔くていいなあ、とよけいに憧れたものでした。

 余談…「日本」の民話・昔話に出てくる天女なのにどうして「英語」名なのですか?(セレスといいパラスといい…。)という質問があったそうですがそれに関して「天女はそもそも『日本人』ではないから。」(…た、確かに!そもそも「人間」ですらない…ゲフッ!)というのが渡瀬先生のお答えでした…ゴフッ!

おいしいSTUDY

2009.08.07
 林檎(奈)、葡萄(武童)、梨(実梨)、苺(一悟。オカマのイっちゃん。)木通(アケビさん)桃(桃次郎ことももさん)、八朔(法作くん)栗(栗太郎じいちゃん)と登場人物に果物(一部除く)の名前が当てはめられたお話で名前の由来を探してみるとなかなか楽しい話でした。この時の渡瀬先生曰く「大人しいヒロインは性に合わない。」(主人公を知的な秀才にしようとして失敗した。)との事で確かに「ありす19th」や「イマドキ!」の主人公達より、その前の問題にガンガン自分からぶつかっていくこの頃のヒロイン達の方が魅力的だったなあと私も思ってしまいました。

 樹奈…「父親の好物だからってリンゴなんて変な名前付けられて。」

葉奈々(バナナ)とか派音(パイン)とか紀憂(キウイ)とかじゃなくて良かったじゃないですか(葉緒とか恵流とか香里とかあぐりに比べれば良い名前をつけて貰った方だよ君は…運子(うんこ)じゃなくて良かったじゃないですか。)と慰めを入れてしまいました。リンゴの本当の漢字は林檎で「奈」(変換で出ませんでしたがあれは木編がついている奈の本字。)と女の子らしい当て字をつけて貰った部分も恵まれているし不満を言う筋合いは無いぞとツッコミを入れてしまったものでした。

 蔓木武童…「俺はただ成績表で自分の価値は計れないと言いたかったんだ。」

周り中の人間が「理想的な優等生」(秀才)としてしかヒロインの事を見ていなかったのに彼だけは性格の良さを見ていた…のですがそれはそれとして下着について言及したり女物のパンティを贈ったりしたら嫌われるだろ!(誕生日プレゼントにお手製単語帳を贈るヒロインもヒロインでしたが。)とツッコミを入れてしまいました。内身はいい奴なのに周りからは不良と誤解されている彼。彼の良い所を見つけたのもクラスメート達でなくヒロインだけだったというのも恋に(いつのまにか)落ちた理由の一つだったのかもしれません。

 蔓木実梨…武童「兄貴は変態だぞ。変だ。おかしい。キテる。最悪。」

そこまで言うか!とツッコミを入れたものでしたが、でもベッド(就寝)まで一緒しようとしてロッカーの中で待ち伏せされる(何故そんな中で待つんですか?)その行動は確かに変だ(周りの「あの人は天使様だ。」とやられてる人達はそこにツッコミは入れないのか?)と納得はしてしまいました。その普通を通り越した気遣いは病気で1学年遅れてしまった双子の「兄」への思いやりだったようで「そんな『他人行儀』なこと俺はちっとも嬉しくない。」と当の本人に言われてもいた「お兄ちゃん」でしたが…他人行儀を通り越して変だから!ともツッコミを入れてしまったものです…ゲフッ!
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