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運命の人③

2011.03.09
 佐橋慶作(佐藤栄作)、田淵角造(田中角栄)、マツコー(ハマコー)と誰かを連想する名前が多い作品ですが事件を元にした「フィクション」と銘打ってはあり、主人公は最終巻の沖縄には行ったこともなく3巻の最後のまま競艇(競馬じゃありません。)にハマり今でも自堕落な生活を送っているそうです。(最低の男だな。)なので現実の物語はここで終了となります。そして4巻ではフィクション100%の沖縄編が始まります…ゲフッ!

 弓成亮太…編集局長「勝訴を勝ち取ったのを節目に社を離れて君の能力に見合った道を歩んではどうかと…。」

その後、逆転有罪が決定する事になるので社としてはいい時期に弓成さんを切ったなと感心してしまいました。「三木さんの有罪が動かぬものなら自分も責任を取る。」と辞表を出した弓成さんでしたが(三木さんの有罪に対しての結果責任というのならまず彼女に土下座して詫びに行くべきであって仕事を辞めることは何の贖罪にもならないと思うが。)仕事を辞める時の鉄則として次の就職先を決めてから辞表を出すべきでしたね。(たとえ閑職に追いやられようとも勤めている以上は給料が出るし無職の肩書きだって追わずに済むのです。皆から嫌われようと割り切って強かに居座るのも選択肢の一つと言えます。)「待ってましたとばかりすんなりと辞表が受理された。」事で自分を使い捨てにした酷い会社だと文句を言う前に(毎朝新聞のイメージを地に落としておきながら何で会社側の方が「どうかお辞めにならないで下さい。」と頭を下げなきゃならないんですか?)ちゃんと人生設計を考えておくべきでしたね…。女性だって次の職を決めずに仕事を辞める時は結婚という永久就職をする時だと相場が決まっているものです。(でなきゃよほどの資産が無い限り生活できませんから。)実家の弓成青果吸収合併の時の「うちを合併しての再発足である以上そっちは弓成青果と社名を変えるのが当然だ。」(九州青果はむしろ頼まれて救済してあげてる側だというのに…頭下げるべき立場が逆でしょ。)という態度といい自分の事を過剰評価し過ぎでしたね、彼は。時には下げたくない頭を下げてこそ漢だという時もある事(「あんたの決断一つで従業員は全部助かるんよ。時代はこうなったけど従業員の一人も路頭に迷わさんと会社を閉めたとなれば先代と同じ墓に胸を張って入れるやないですか。」…私にはこの理屈を「汚ない」と一蹴することはできません。)も理解して生きていかないと人はついてきてくれませんよ。

 三木昭子…「魔がさしたとしか言いようのない一時の恋が、まさかこんな結末で奈落に突き落とされるとは…。」(本文より)とありましたが本来不貞行為というのはそれなりの代償を支払わなければならないもの(むしろ不倫とはこういうものなのです。)で、初めての恋情だからといって理性で押し留めもせずに突き進んでしまった彼女もまた大人の対応から外れていたとは思うのですが…。(そりゃ自分だけが有罪になって家も職も失ったのに比べ、相手だけが無罪で豪邸ランクの広~い家に住んでいるのが許せない気持ちはとっても良く分かるのですが。)若くして一回り以上年上の夫との結婚したのは自分の家庭の事情から逃避する為の手段でありいざ結婚してしまったら「しょうもないオッサン」という相手の現実を認識して一気に熱が冷めてしまった(相手の欠点も全て盲目的に隠してしまう恋はいつか冷める時が来るのです。)という事は映画「ライアンの娘」で描かれているように現実でもままあることのようですがそれは妻子持ちの男と不倫していい理由にはならないし行動を冷静に見ているとただの身勝手で自己中心的な「中身が子供のままの女性」のように思えてなりません。(三木さんに有罪を下したのだって弓成さんじゃなくて政府側が強引に国家公務員法違反にあてはめてのことでしょうに女性解放家(三木さんの事を考える会)の皆さんが言っているように本当に自分の真の敵が何であるのか見えていなかったんですね…。)しかし、そんな女性であるにも関わらず演じている真木よう子さんが可憐でお美しくて強かで、その魅力にやられて全てを許してしまっている自分がいます。(オイ!)

 弓成洋一…「ママの人生はパパの為だけにあるんじゃないから、そんなことは言わない方がいいと思うよ。」

どんな非道な人間であっても子供は無条件に親を慕ってくれるものですが、反面子供は成長するにつれて親を必要としなくなる生き物でもあります。大人になって冷静に状況を客観視できるようになると親への評価も変わっていってしまうものです。だというのに「パパとママが別れるのは絶対嫌だ!」と弟を連れて家出したり、多感な思春期を迎えても父親の事件の事で高校退学を決心する程まで追い詰められても愚痴一つ言わない純情息子ぶりに感動してしまいました。弓成さんは息子の退学(ボストンへの留学)に対して「ほとんど日本にいない鯉沼などに相談する前にここへ来てお父さんのせいだと怒鳴り、泣いて欲しかった。」と言っていましたが真実、息子に対してすまないと思っているのなら向こうからお伺いを立ててくれるのを胡坐かいて待っているのではなく自分から祖師谷に行って謝るのが筋だと思うのですが…。妻子の「1度として小倉には来ずむしろ距離を隔てるような生き方をしている。」のもそれが引っかかるのなら自分から会いに行けばいい話です。(むしろ自分達の近況を知らせてくれる分だけこの妻子は思いやりがあると言える。)誰も彼もが自分の為に動いてくれるのが当然という何様思考(そんな態度の人間に手を差し伸べてくれる人がいると思いますか?)から改めるべきだったな、弓成さんはと自業自得で落ちぶれていく様にげんなりしてしまいました…ゲフッ!

 鯉沼玲…「亮太さんの事件の本質と由里ちゃんを傷つけご両親を泣かせていることとは別問題でしょう。八雲の家に行って詫びる事もせずに放ったらかしにするなど余程の無責任者か腰抜けです。」

こういう弓成さんのように仕事ばかりで家族に思いやりの無い人間は大抵熟年離婚の憂き目を見ます。(本当に充分過ぎるほど耐えてますよ、由里子さんは…。)想い人の為ならわざわざ国外から日本にまで帰ってくる玲の方が余程誠実で頼りになる男とは言えるのですがそれがパンツを脱ぎ捨てられる理由に達するかどうかは個人差が出てくるものだったりするんですよね…ゲフッ!(結婚ってそういう物で兄妹のようなままごと遊びでは済まない関係なんですよね。)弓成さんとの不仲は他の男にトキメキを感じる理由にはならないし(「腕に縋って泣きたい」のであって気持ちが秤の上で揺れているのとは違うんですよね…。)展開に納得はいったのですが正直もったいないとは思ってしまったり…。由里子の息子の良一を預かることに関してもいい男だと思いながらも体よく利用されてませんか?というツッコミを入れずにはいられない、そんな不器用ないとこ殿でした…ゴフッ!

 余談…ドラマ版では三木さんが女性週刊誌、テレビのワイドショーに出てか弱い被害者女性を演じ続けていた事を掘り下げて「6月11日に奥さんとの昼ご飯をキャンセルした後自分との情事に耽った。」という嘘をついていましたが嘘とは「本当にあった出来事」をまぜると信憑性が増すもので上手い方法だと感心してしまいました。小説版では「ワイドショーに出ていた。」の1文でサラッと終わっていた表記だったのでドラマを見て彼女の行動がどこまでの影響力を出して苦しめたのか初めて分かって感動し「日本の裁判はやはり公正なんですね。胸が晴れました。」と復讐をしっかり成し遂げた爽やかにコメントしている小説版三木さんに思わず拍手を送ってしまいました。(褒めるのかい!)誠意を見せてくれない相手にはしっかり復讐を成し遂げておきましょう。ヨゴレ役でも何でも最後には強かに行動している方が勝つのです。
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運命の人②

2011.03.08
 ドラマはなかなか視聴率もよく好評…なのですが前面に出てるのが男女の不倫ドラマという事もあり当事者や直接の関わりを持った人達からはすこぶる評判が悪いそうです。主人公のモデルである西山記者も「フィクションが多すぎるので全然見ていない。」そうで本木雅弘が政治家達に土下座していたシーンには「何で俺があんな奴らに謝らなきゃならんの?」と憤慨していたのだとか…見てない割に家族経由か噂話経由かともあれしっかりチェックはしてるのね(何で見てもいないドラマの内容知ってるんですか?)と秘かにツッコミを入れてしまいました…ゲフッ!

 弓成亮太…正木次席検事「イギリスのコモンロー(慣例法)にクリーンハンドの原則というのがある。人を責める者は自分の手が綺麗でなければならないという意味なんだ。」

言い得て妙です。いくら知る権利の元に政府が国民の税金を使ってアメリカとの取引を誤魔化した事を声高に行った所で「人妻と不倫するような人間がが何を『綺麗事』をほざいてるの?」と不快感を持たれる結果に終わることは目に見えてます。確かに国民を欺く権力者達の秘密主義から来るこの密約問題は1新聞記者の私生活(性生活)とは無関係で問題のすり替えに他ならないのですが、それ以前の問題として「主張する内容の正当性」と「大衆を惹きつける力」は別物ということを弓成さん達は理解しておくべきでした。「新聞記者が何故新聞に書かずに外部に流したんだ。政争に使うつもりだったんじゃないか!?」という国家公務員法違反(新聞倫理綱領の条項の一つ「ニュースの取扱いに当たってはそれが何者かの宣伝に利用されぬように巌に警戒せねばならない。」…からつけた因縁。)では言い訳として弱かった政府側にとって2人の不倫経歴は自分達から注目を逸らす為の助け舟としてまさに格好の題材だったでしょうね。(弓成さん自身も上司にギリギリまで伏せており毎朝新聞も「向こうが言いださないならこっちからわざわざ言わなくても…。」と隠し立てしていたおかげで反響も強くなりましたし。)「越後もなか」(政治家から折にふれて保険の意味で新聞記者に贈られる賄賂。内容は現金や銀座1流テーラーのお仕着せ券付きワイシャツなど様々。)を贈られたことのある人間なら人間はイメージに振り回される生き物だという事をちゃんと分かっておくべきでした。(不倫なんかしたらイメージダウンに繋がるだけです。)思えば「新聞記者の書かれ方一つで生かされも殺されもする」政治家達はその辺をよく分かっていたんでしょうね。戦う以前の問題として作戦負けしてしまいましたね、弓成さん。

 三木昭子…起訴状「被告人弓成は被告人三木と秘かに情を通じ…」

この「情を通じ」という言葉はその年の流行語にもなったそうです。互いに家庭があったんだし2人の不倫は対等の関係で自己責任だろう(貴女達は大人の関係だったのだから唯々諾々として渡したはずないでしょ。)というのは男の理屈で世間では通りません。自分の生理までチェックして記録に残す因縁霊のような夫(因縁霊とは「7代先まで祟ってやる!」という先祖代々取り付いてきた霊のこと。7代先には当人の血は64分の1にまで薄まっており、昔の人の平均寿命が30年位の短いものだったとしても200年以上は過ぎているはずです。なんて粘着質な霊なんだろうと子供心にツッコミを入れた記憶があります。)に嫌気がさして真っ当な男である弓成さんに恋着してしまった(気持ちを繋ぎ止めるために文書を渡し続けた。そしてそれが原因で全てを失ったことを逆恨みしている。)事情は分かりますが貰えるものは貰っておくとしゃあしゃあと気持ちを利用していた弓成さんの生き方も卑劣だと思うのですが…。弓成さんも「向こうから拒まれたんだし、いつか別れなきゃならない関係だし、まあいいか。」と放置するのではなく文書を貰っている以上は運命共同体よろしく仲間として結束を固めていればこんなことにはならなかったのにね、とツッコミを入れてしまいました。(野次馬女性達の激励の言葉のように彼女に「知る権利のジャンヌ・ダルク」になって貰っていれば結末は変わっていたのでは…?)

 司政治部長…販売局「知る権利がどうのと電話や手紙をくれるのはマニアやインテリだけで逮捕までされたなんて何か後ろ暗い所があると思てる読者の方が圧倒的に多い。部数が伸びるはずないやろ。」

これもある意味での真理ですが本当に売れる物は売り手側でなく買い手側が決めるものです。内容を重視していたものの商品性が欠如していた為についには倒産してしまった虫プロよろしく視聴者側の共感が無ければ支持は得られません。司さんは弓成の直接の上司として(おかげで「政治部長は何をしていたのだ!」とやり玉に挙げられたり、弓成の奥さんに三木さんとの不倫の事実を伝える役回りをする羽目になったり散々な目に合ってます。)仲間として彼を助けてやりたいと奔走していますが、自分に対して弓成が「綺麗事で特ダネはとれんよ。」と冷笑している(特ダネが取れない無能な上司と馬鹿にしている。)のも知っており、三木さんとの恋愛関係もギリギリまで隠し立てしていた(潔白だと聞いていたので弁護士達もビックリです。おかげで裁判計画はそれまでと全く違う立ち位置から始める羽目に…。)ことから心中複雑な物もあったようです。弓成さんの人を人とも思わない不遜な生き方からして一般的には嫌われるキャラクターなので皆が扱いに困っている様子も理解できてしまったり…ゲフッ!

 弓成由里子…大野木「弓成は自分が舐めた恥辱を絶対に人に語らない。弁解がましく口にした所で全てが理解されるわけないし自分が惨めになるばかりと考える人なんですよ。」
由里子「私もそう思えばこそ今まで問い質す事もせずに参りましたが、実は人の心など全く思いやらないエゴの人だと…。」

言い換えてしまえば「言った所で所詮お前には分からない。」と理解者として見縊られているようなもので、それで「黙って俺について来い。」というのは何とも理不尽な話です。(当の内容には他の女との不倫も含まれており妻としてのプライドはボロボロである。国家との裁判を前に負担をかけるなと言われても…妻側にかけられた負担の数々は完全無視ですか?)弓成が受けた「不当な辱め」は身から出た錆(三木さんを利用する気がないのなら合意以前の問題で寝る必要はなかったはずである。)とも言えるのに、何もしていない自分が何故週刊誌に面白おかしく書き立てられなければならないのか(「いつもおしとやかに振る舞っている分したたかそうだから、さっさと離婚届に判を押してるかも。」「子供にいつバレルかが問題ね。」「ああいうインテリ奥さんに限って溺愛型だからいじめとかがあったら学校に気持ちを爆発するんじゃ。」などなど…ご近所がそういう風に思って興味津々で見られているとしたら怖くて外を歩けません。)もう耐えられないという彼女の気持ちはとてもよく分かるような気がします。旦那はとっとと北九州に逃げ帰っているからいいものの残された人達は辛いですよね。(こういう場合、妻子も一緒に北九州に連れて行って裁判の時は自分だけ上京するというのが思いやりなのでは…本当に自分の事しか見えてなかったんですね、この主人公…。)「黙って俺について来い!」と走り出してふと後ろを見たら誰もいなかったというのは現実でもままあることなので裁判の間ついて来てくれただけでも家族に恵まれていたと言えるでしょうね、彼は。

 余談…「マリー・アントワネットの首飾り事件」というのをご存じでしょうか?王妃と親しいと自称するジャンヌ・ド・ラ・モット夫人がロアン枢機卿を騙して160万リーブル(約200億円)もするダイヤの首飾り(元々はルイ15世が愛人のデュ・バリー夫人の為に注文した物だったが彼の急逝の為に契約が立ち消えになってしまった代物。高価過ぎて誰も買わない首飾りを抱えて業者は大層お困りでした。)を「王妃の代理」として買わせて自分の物にしてしまった(バラバラにして売り払ってしまった。)カタリ詐欺事件で、ラ・モット夫人は「自分は王妃のレズ相手の愛人であり、この不当逮捕はダイヤをタダで手に入れようとする王妃の陰謀。」という事実無根の噂を流し、パリ高等法院(最高司法機関)も宮廷と政治的に対立していた為にラ・モット夫人は有罪なもののロアン枢機卿は無罪という王妃にとって都合の悪い判決を下してしまいました。(その後ロアンは枢機卿をクビになり彼の放蕩な人柄を知らない人々からは余計に王家への嫌悪感が高まりました。)アントワネット本人は真実何もしていないまさしく濡れ衣を着せられた事件だったのですが世間では事実に反し王妃の陰謀として噂が流れ、それでなくても贅沢三昧(挙句の果てには国民の税金で賭博にハマっていた。それで今回の事件だけは自分は潔白と言われても…。)であまり評判のよくなかった彼女の評価は決定的に貶められてしまったのでした。ラ・モット夫人の方は両肩にVの字の烙印(ボルーズVoleurseフランス語で「泥棒」という意味。)を押され終身禁固刑になるも沢山の民衆から同情されイギリスに脱走した後は虚偽醜聞を元にした告白本を出版して金を稼いだという後日談があり最後に勝利するポイントはそこに正義があるか否かでなく、いかに大衆を味方につけるかだという真理が分かる事件です。最後に物を言うのは正義でも道理でもなく人望なんですよね…。(だからこそ極悪人の権化のようなヒトラーも党首になれた訳で「無理が通れば道理が引っ込む」ということわざの意味がよく分かる事件です…ゲフッ!)この事件と色々ダブる経緯が多い(事件を恋愛下世話の色に塗り替えた女性が対象を奈落の底に突き落とした辺りが特に。)ので思わず長々と語ってしまいました。

運命の人①

2011.03.07
 沖縄返還問題(事実)を基盤にしたフィクション巨編。ドラマ化に当たって当時の写真が週刊誌に再掲載されていたのですがドラマでは思わず三木さんが流されてしまうのも納得してしまいそうな麗しいもっくん(本木雅弘)のビジュアルだったのに現物の西山記者のお顔は「何でこんなしょうもないオッサンに…。」と思わず嘆いてしまいそうなレベルでガッカリしてしまった覚えがあります…ゲフッ!(顔も売り物にしている俳優の方を先に見てしまったのがまずかったんでしょうね…ゴフッ!)「自国の議会対策しか考えないアメリカと自国の国民の事など一顧だにしない日本政府…弓成が入手した3通の電信文がなければ想像もつかないようなカラクリが闇の中へ葬り去られようとしている。」(本文より)とある通り沖縄返還に際して日米の間で裏取引があったという歴史の影の部分を書いた傑作小説です。

 弓成亮太…弓成「審議官の元に廻ってくる決裁書類って1日当たりどれ位あるの?」
三木「色々な書類があるから一概に言えませんけど嵩にすると14、5センチかしら…その中でお役に立つ物があれば嬉しいわ。」

確かに「旦那に2人の関係をバラされたくなかったら決裁書類を回してもらおうか。」という脅迫はしていないものの…誘導尋問のように「こうして貰ったら助かるんだけどなあ。」と暗に仄めかしながら相手の好意をいいように利用した事実には変わりないような気がするのですが…。(それで「三木さんが自分からした行動で俺に非はない。」みたいに言われても…嫌われたくない1心で仄めかされるままに次々に犯罪行為に手を染めた三木さんが哀れです。)そして密約の証拠ともなる文書を手にいれ合計3回も記事を書いたのに誰も注目してくれなかった(ネタ元がバレないように配慮した結果ありのまま書けなかったせいのように書かれていましたが、他にも原因はあるような気がします。)ので「弁護士だから心得ているだろう」という盲信(実際は六法全書を丸暗記しているだけで「頭で考える」ことが苦手な人物がほとんど。裁判の際に辞書代わりに使う事は出来ても「作戦」を考えることはできないのだ。)で相手も見極められずに文書を渡し結果的に機密文書(ネタ元)を晒し物にした大失態には私も閉口してしまいました。(最初はネタ元を大切にする姿勢を取っていたものの、問題が決着しそうになると焦ってコロッと態度を変える始末…大スクープか、取材源の秘匿か、どっちつかずの姿勢で両方の美味しい所を取ろうとしたからしっぺ返しを食らったのではないでしょうか?)小平官房長官(お父ちゃん)に「犠牲者を出すなんて2流どころか3流の記者だ!」と怒られていたのには思わずうなずいてしまったり…ゲフッ!

 三木昭子…「若さと艶っぽさが漂っている」「蠱惑的な眼差し」「目元が潤むと男心を惹きつける色香が一段と匂いたって来る」などなどの表現より、2人がそういう仲になったのは三木さんの方に弓成さんに対する色気があったから彼女自身に男を惑わす素質があったから、のようなニュアンスを一生懸命出そうとしているのが分かりますが40間近のババアに対して蠱惑的だの艶っぽさだのいう表現を使う事自体に無理があるような気がするのは私だけでしょうか…ゲフッ!(ババア呼ばわりしてごめんなさい、三木さん。)それは多分に弓成さん(だけ)の主観を含んではいないでしょうか?「ミニ丈のスカートからすらりとのびた脚」に目が行ってるのも(セクハラです。どこ見てるんですか?)弓成さん以外何人いたのでしょう?文章にかなり不自然なものを感じて微妙に思ってしまいました…ゴフッ!(主人公が弓成さんで、彼の眼から物語が紡がれているのは分かっているのですが…。)
 というわけで辞表(紙切れ1枚)で済む事態では到底なくなってしまい逮捕までされてしまった(「お父ちゃん」の言う通りクビだけで済めばまだいい方。)元外務省事務官。上司の安西審議官にしてみれば可愛がっていた部下と新聞記者が揃って自分を裏切っていただけでも腸が煮えくりかえる思いなのに「じゃあ償いの為に身を投げます!」と投身自殺まで図られる有様(わざわざ審議官の部屋から自殺されたら醜聞の上塗りで余計に困ります。)からマトモに怒ることもできず、正直扱いに困る(始末に負えない)部下だったろうなあ…と同情してしまいました。この「真実」(それでも「弓成さんに渡したのは出回った3通だけで他の書類は見せてない。」とバレバレの嘘をついて庇ってくれていた。嘘をつかれている側としては「人を見縊るな。」と余計にイライラが募ったことでしょうが…。)の告白の前夜、弓成さんへの電話で「ちっ!」と舌打ちをしていたことから奥さんが感じたのと同様、読者の皆も三木さん=嫌な女のイメージがつきそうですがここまでの事態になってしまったら誰だって舌打ちしたくなると思います…ガフッ!(むしろ電話機叩きつけて足で踏みつける場面でしょ、ここは。)

 三木琢也…結核は抗生物質による治療法があるというだけで現在もまだ存在します。(天然痘と違い絶滅したわけではないのです。)そして感染る病気なのでかかってしまったら即、職場の皆さんに蔓延させないためにも退職して頂くしかありません。という訳で縁故採用の枠で奥さんの三木さんが外務省に務めることになりました。表向き採用試験はあるもののどこの馬の骨とも分からない人間なんて信用ならない(今回のようなケースになったらたまりませんから。)という理由から縁故採用(コネ入省)がほとんど(全部?)の外務省。昭子さんが入省できたのはまさしく元外務省役人だった旦那のコネのおかげ故…だったので旦那の言う「私の顔に泥を塗った。」(ドラマ版。本当は安西審議官のモノローグ。)というセリフは正に的を得ていました。旦那自身の粘着質な性格はともかく奥さんに浮気をされた挙句に「犯罪者」の身内にされてしまったことは事実で、この人も立派に被害者のカテゴリには入ると思います…ゲフッ!

 余談…ドラマ版では「今までありがとう」というメッセージと共にスカーフを贈られていた三木さん(あれだけのことをしてくれたのに返礼がスカーフ1枚って安過ぎませんか?)でしたが「あり~がとう さよ~なら~ 先生~♪」という歌に代表されるようにこれは別れの言葉です。愛人との別れは1歩ずつ下がりながら徐々に自然消滅に導いていくのがベスト(「そういえば最近あの人と会ってないわねぇ…2年位。」というのが理想。)でしょうに「貰う物も貰ったし、もう君への用は済んだよ。」とでもいうような知らん顔で去って行くような真似をしたらそれは相手から恨まれます。プレゼントを贈るのなら「今まで」なんて「まとめを連想させる言葉」など使わずにただ一言「このスカーフは最も似合う三木さんへ」と褒め言葉を添えればいいのです。
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