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東京大学物語32、33

2009.05.31
 「タルるーと君」の時もそうでしたが序盤は勢いがあって面白かったのに途中から暴走し、連載終了直前になって新章開始→尻切れトンボで終了というのは江川先生の作品のお決まりパターンのようです。そんな夢オチに近い掟破りの終わり方であっても妄想が何重にも重なって徹底的に行われている辺りは…まあ…面白かったかな…?(タルるーと君の時よりは…。)「これからという時に打ち切る形で話を終わらせて読者のアンコールで連載再開を狙うような形」に色々思う所はありますが、これ以上話が続いてもいい事はあるまいとも感じるので文句は言わず、ひとまずは連載終了お疲れ様でしたという言葉で結んでおくことにします。

 谷口瞳…▲▲「よしみつさんは、いい奴だよ。」
私「この人が何したか分かってるの?勝手に人のIPアドレスを不正使用してブログ覗きや住所検索に走って、同じ手を使っては統合失調だの頭がおかしいだの、名誉棄損バリバリの中傷コメントを何度も送りつけて、2年以上も無言電話を続けた上に職場にまで非通知でかけてきて…どこが、いい奴なのよ!」

以上、谷口さんと高畠君のやりとりを参考にアレンジしてみました。突然、現れた痴漢男(村上)に対しても全くひるまずに「住居侵入!プライバシー侵害!ストーカー条例違反!公然猥褻!強制猥褻!名誉棄損!」とスラスラと罪状を並べられた辺りは素晴らしい彼女(さすが法学部。)でしたが、思えば顔も性格も目立たない素敵(モテル)という言葉の対局にいる男でも、「村上と真逆の人格者」であり何をやっても怒らない都合の良い男(それこそ友達が自分の彼女を犯そうとしても、何故か被害者である自分の方が謝って許して貰おうとする程に。)だからこそ高畠君を選んだ側面も有った様子…です。そして、安全日に油断して避妊をしなかった事で妊娠→学生の自分の立場を優先して中絶(「俺は産んでほしいって言ったのに、都合が悪いっていう理由一つで、生まれる前の罪の無い命は殺すのかよ!」とそれで高畠君ともダメになった。)となってからは「そんな男にさえ捨てられる自分」にすっかり自信を失ってしまった様子(自分は村上君と違って、ちゃんとした美しい恋愛をしているつもりだったが、結局、自分の理想と肉欲に溺れていただけで、身勝手な都合で動いていただけだったと自覚し、そんな自分に幻滅もした。)で、彼女もまた村上のセフレになってしまった展開にはかなりガッカリさせられたものでした。(傷心の女ほど落ちやすいっていう定説は有るけどさ…。)結局、そんな「普通レベルの女」だったとしても意地だけは貫いてほしかったです…。

 真紀…真紀「水野さん、あんた何考えてんの?その若さで子供産むなんて…自分はまだしも相手の人生、考えないの?もう一度言うわ。まだ間に合う。まだ人間じゃないうちに堕ろすのよ。」
直樹「なんだか、真紀…この前、子供を堕ろしたんだって。」

この子はもうお腹の中で「生きて」いる、と答えれば「最低!あなた、私の事を人殺しって言いたいのね!」(「そうよ、貴女は自分の幸せの為に、男と無計画にセックスをしてできた自分の子供を殺した女。」by英里)と被害者面をして喚き立てようとする彼女(どっちかというと、被害者であり一番可哀想なのは堕ろされた子供であり、加害者である母親には少なくとも「傷ついた女の顔」をする資格は無いと思うが。)の言葉の裏には「知り合いの女性が道を踏み外そうとしているのを留める気持ち」より「自分が出来なかった事をやすやすとやってのけて幸せいっぱいに生きている恋敵に水を差す気持ち」の方が強かった様子です。他の女と浮気されまくりながらも学生の身で彼の子供を産んでまで彼について行くって、ただの「都合の良い女」、その程度の存在に過ぎないでしょ、という渾身のツッコミには「一番、都合のいい女だから最後に帰っていくんでしょ。」(「何をしようが、必ず、村上君の心は遥ちゃんの元に帰るのよ。」by英里)というフォローが入っていますが、現実の男の「都合のいい女」の選び方の基準は「相手がいかに尽くしてくれたか」(その気になれば他の誰でも真似できる技。)ではなく「相手のバックグラウンドに何があるか」(土地持ち財産持ちの娘だとか、性格の良い女ではなく「スペックの高い女」を選んでいる。)だったりするので、現実に遥ちゃんみたいな女性が選んで貰える可能性は低いだろうなあ(大体、尽くした分だけ返してくれない人間なんて男女関係無く、相手への思いやりなんて持ち合わせていないし。)とも思ってしまった私でした…。

 鈴木英里…真紀「水野さん、直樹の子供がお腹にいるのよ。友達とか言って直樹と今でもセックスしてるって…水野さんがどういう気持ちか分かってやってるの!?」
英里「当たり前よ。分かってやってるに決まってるでしょ。私は遥ちゃんの事を傷つけている悪い女なのよ。でも、貴女達とは違う。自分のこと『善人』だと思ってないもの。自分を正当化して無意識にワガママやってないもの…。」

真紀さん、谷口さん、英里さん、とその場にいる全員が村上と関係したことがある(時系列の流れは別として)事を考えると全員が何も言えない立場ではあるけれど、事実を認める事と、開き直れば何でも許されるだろう(バレた所で覆水は盆に返らないし、相手は「どうしようもできなくなった事」として受け入れざるを得ないとタカを括っている。人の妹のセクハラを家族中で笑い物にしたり、理髪師さんの全性生活をコンビニの駐車場でベラベラ話しては「もう、やっちゃった後だし、別に良いよね!」と事後承諾を強要する、よしみつさんと同じ思考回路だな。)と無神経な正直さを炸裂させる事は違うし、むしろ表面つらだけでも善人をやろうとしている一般人の方がまだマシなのではないか?と嫌悪感しか抱けなかった持論でした。自分で「悪い女だ。」とは言いながらも(そう言えば誰かフォローしてくれるとでも思ってる?)相手を傷つけた事実にも周りにも迷惑をかけた経緯にも全部スルー(「そ、そうね。英里ちゃん、酷かったよね…で、言う事はそれだけ?」by遥)して、同じ悪事をまだ繰り返してるって、人の家に無言電話かけ続けて、それで友達(▲▲さん)の隠蔽工作までネット上に挙げられた(友達を売ってまで無言電話をかける方を取った。)よしみつさんと全く同じ言動じゃないか!とツッコミすら入れてしまったものです。(そう言えばあの人も「ボクって偽善者だからなあ~。」と自分の悪さを特別な存在の証かのように勘違いしている部分が有ったな…。)こういう人間って「自覚している」だけに直しようも無いんだな(むしろ無自覚な奴の方が確信犯よりは直しようがあるという点で人間としてまだマシ。)と改めて実感もしてしまった理論でした…。

 村上直樹…「…なんて、一目、姿を見ただけで、たったそれだけで、こんなに長く妄想してしまった。」

「彼女に一目惚れのあまりの妄想」にしては遥ちゃんは現実にはまずいないであろう性格のDQN女(しかも男(村上)の事はどこまでも許す「都合の良い女」)にされているし、よりにもよって彼女の親友(英里ちゃん)と浮気はするわ、他に彼女(真紀)まで作るわ、新しい女(谷口さん)を本命として乗り換えるわ(遙ちゃんの事はもう完全にキープ君状態。)、強姦はしかけるわ、他のBFと幸せになることも許さないわの酷い内容で、ネタにされる側としては、たまらない話だなとドン引きしてしまった内容でした。(リアル遙ちゃんの方も、よく、あんな成人向け妄想話で「意外なほど盛り上がれた」な、と彼女の大人ぶりに感心すらしてしまったものです…。)大体、全ては妄想でしたって34巻の今更になってそれは有りなのか!?と今までの話を全否定した結末に(それまでの不思議ちゃんな性格でも「一途で健気なバカ過ぎる遙ちゃん」に好感を持っていただけに)残念に感じた終わり方でした。最も「一番都合のいい女だから最後に帰っていく」…のではなく、最後まで放っておかれて、他に誰も相手をしてくれなくなった時に「利用」されているだけ、子供が出来ても他の女と浮気されまくり(どんなにフラフラした男でも「あの人の子供を産めた」のは私一人、という正妻感覚はあるのかもしれないが…。)という妄想版結末もかなり微妙な内容なので、「無かった事にされた」のは遥ちゃんの人生的には良かったのかもしれませんが…。

 水野遥…「自分可愛さについつい自分に都合の良い妄想をして現実を捻じ曲げて見ちゃうんだよね。あたしは大人になっても、いつまでも沢山いろんな妄想をして、一つの妄想なんかに縛られないで、楽しく自由に生きるんだ。…なんて考えている男の子がいたらいいな。」

つまり新章の小悪魔的遥ちゃんさえ妄想の産物で新章に到るまで小学生の遥が授業中に空想した物語に過ぎない(どんな物語を空想してるんですか、小学生!)という驚きの終わり方で締められてしまいました。つまり30巻以上主人公として物語を引っ張ってきた村上は実在もしておらず今までの話は全て嘘だった訳です。(一応、小学生の彼の姿が見られる辺り、村上直樹という男の子は存在はする様子だが、さっきまでの新章同様「彼がどんな性格なのか」は分からない。)作者の後書きの中に書かれていた「恋に落ちた人は大体が相手を勘違いしている事が多い。相手に自分勝手な妄想を巡らせて幸せな気持ちになっているだけ。」(そして付き合えば付き合うほど妄想は裏切られ、結果、恋心は消えていく。)という持論から考えると、現実の恋なんてこんなものなのかもしれないし、「(勝手に)恋したのに妄想通りじゃなかった恋人も、また見方を変えれば素敵だし、もっと素敵な人を探せると考えるのもまた良い。」という点から考えると「自分の青春はこれからだ!」(だからまだ小学生だろ、アンタは!)という終わり方はまさしく後書きに即していたのかもしれません。が、「一つの物語の終わり」としてはやっぱり反則技だし、微妙だなあとしか思えなかった終わり方でした…。(まあ34冊も話(人気)を引っ張れた辺り、江川先生は漫画家としては、やっぱり才能があるんでしょうけどね…。)
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東京大学物語27~31

2009.05.31
 確かに新しく続々と登場した女性3人(村上君の恋人…というよりただのセフレ。)よりは過去の恋人2人(英里ちゃんと真紀)の方がいい女で不必要に似たようなキャラ(貞操観念が低くて男の都合のいい女)を増やすよりは彼女達の話の方が良かったとは思ったけれど…それは彼女達がちゃんと自分の人生を自分で歩いていてなんだかんだ言いながらも男に左右されない生き方をした所(村上を卒業し振り向かない潔さ)に好感が持てたのであって「全部自分が悪かったのよ。」と過去の自分を全否定して「都合のいい女」になる為に登場して欲しかった訳ではなかったのにな…とかなり残念に思ってしまった展開です。そこまでするほど村上君がいい男か(まあ「バカもおだてれば木に登る」(正しくはバカでなく豚ですが)の喩え通り調子よく甘えさせれば言う事を聞く男ではあり、将来性はあるけれど…性格は最悪のような…。)も疑問で個人的にはあまり好きになれなかった話でした…。

 村上直樹…吉野「村上の心をコントロールするのは簡単だ。何故なら奴は自分がいかに贅沢な事を『当たり前』と思っているか気づいてないからな。」

便利で当たり前、親切にされて当たり前、周りは仏のごとくいい人で当たり前、だから人に何かして貰う事に感謝もしなければ自分が相手の為に何かしようと考える事もない(何故ならばそれは全て「当たり前」だから。相手にするのはついてきて自分を押し上げてくれる人間だけで美味しい思いの見込めない人間は切り捨てながら自分の都合が通るように選別している。まわりもまた「都合に合わせなければこの人を失ってしまう。」という脅迫観念から言う事を聞かざるを得ない。)そういう思考回路が出来上がっているんだと、よしみつさんの生態の謎がまた一つ解けたものでした。(自分では悪気が無い事だけを指して自分が良い人間だと思い込んでいるけれど実は自分の事しか考えていない欲深な人間に過ぎない(相手の気持ちなんて全く考えていない)事に本人だけが気づいていない。)それでも村上は(性格が歪んでいても)東大の国Ⅰトップの成績で将来のエリートキャリア官僚候補という将来性がある分だけ(一応「周りの人間より優れた点」がある分だけ)人としてはマシだよな(過去に去った女性2人もこういう経歴を誇る将来性抜群の男になったと聞いたら金の為…もとい元サヤ目当てで戻ってもくるでしょうね…ゲフッ!)と経歴の素晴らしさ(だけ)に感心もしたものです。性格が最悪でも特化した実力があれば相殺されるもので、なんだかんだ言いながらも彼の周りに女性が絶えないのは一応「実力の結果」ではある事に納得は出来たものでした。(展開としては女として心底嫌悪を覚えましたが。)

 鈴木英里…村上「英里ちゃんてさ、人間として最低の女だよね。」

お前が言うか!(そりゃ携帯の電源を切られてまで会話を拒否されるわ!)と思わずツッコミを入れてしまいました。ともあれ今までは何股かけていても最高のセックスが楽しめるからという理由(だけ)で村上を追いかけていた女性達も放置していた間に新しい男ができたことで誰も村上を相手にしなくなったようです。英里ちゃんが「誰とセックスしても私を抱いて下さるのならそれで良いです。」(良くねえよ!)と言った通り「セックスの無い村上君」(=彼の人格)なんて顔を見るだけで気分が悪くなるほど忌まわしいレベル(例・谷口さん)で風俗嬢全員に振られたと同時に完全に目が覚めた英里ちゃんに快哉を叫んだものでした。相手の心理を考えて罵倒や突き放しも計算の内という吉野(嫌な方向ではあるが「相手の気持ち」を事細かに考えてはいる。)と違って全部「自分の気の向くまま」にやっているだけの身勝手な人間には人はついてきませんよ…ね。

 谷口瞳…村上「『困っている人を見過ごせないから弁護士になる』のなら恵まれたこの日本の女性のセクハラ問題の為だけに戦うのでなく、もっと悪質な犯罪に苦しんでいる人達から助けようとするよ。」

社会貢献という綺麗事を言っているけれどそれは上っ面で善人顔をしているだけで本当は相手をねじ伏せることしか考えていないのではないか(優位な立場にいる男を虐めたいだけで本当は女の気持ちだってちゃんと分かっていないのではないか?「自分の事しか考えていない」辺りは確かに村上と似ているのかもしれないが。)と村上にまでツッコミを入れられていた新キャラです。しかし新しい「ヒロイン」にしては遥ちゃんのような包容力も無いし、英里ちゃんのような品の良さも無いし、真紀のように知恵を巡らせながらの強かさも無いし(レイコさん達は脇役に近いセフレなので除外。でも金と体を貢いでまで尽くしている辺り少なくともこの女性よりは「健気」と言えましょうね。)自分からうっとおしくつきまとったくせに「不愉快な思いをしたのは全て相手のせい」と被害者顔をするえげつない性格(ただの勘違い女)がヒロインとしては最低ランクの女性だなとげんなりしたものでした。(こんな女の為に遥ちゃんがとうとう「本命」ですらなくなり、ただの「未練」になったのも凄く残念でした。)そんな明らかに性格の悪い幼稚な女性が他のいい女達をさしおいて「本命」(1番)になってしまうほど、現実の恋愛は理不尽で不平等な物だとは分かっていますが、それはそれとして「読者の共感」には繋がらないよな(村上に愛されていながら…というより村上を愛している数多の女性の心を傷つけながらそれを何とも思っていない辺り何様のつもりだろうと他の女性達が哀れなだけに嫌悪感につながってしまいました。)と、この人の話を最後に最終章(打ち切り)を迎えた事に納得もしてしまったものです。やっぱりメインヒロインには魅力が無いとダメですよね…。

 水野遥…遥「河野君とは付き合ってないよ。あたし、ずーっと1人であの部屋で村上君を待ってるんだよ。」
河野「……。」

全てを聞いてしまっている河野君が哀れでした…ゲフッ!八方美人な遥ちゃんだけに自分を慕ってくれる男の人を拒絶せずに誰とでも仲良くする替わりにキス以上は村上君としかしないスタイルを貫いているようです。(そして「無理やりしようとするなんて強姦しようとした村上と同じじゃないか!」と自分に律している河野君は相手からOKが貰えない限り手を出せない。)が当の村上はもはや「未練」(手離すのはもったいない程度の気持ち)しか感じておらず他の女(谷口さん)が「本命」になっているのだから、いい加減「傷つけられることを快感(マゾ)として楽しむ」愛の形は卒業して「村上の都合のいい女」を辞めて欲しいと切に願ってしまいました。最悪の人格をしている村上が他の女にいずれ愛想を尽かされるのは当然でも誰からもそっぽ向かれた寂しい時にしか彼に相手をして貰えない(都合のいい女は所詮、都合のいい女でしかない。)というのは遥ちゃんに対して失礼で彼女の気持ちが本物なだけに余計に悲しくなってしまったものでした…。

 余談…「片想いのままだとストーカー、後に犯罪者だが、その病的な思いが相手に歓迎されればストーカーこそ最高の恋人!」と佐野は言っていましたが、いくら「熱愛」されても隠し撮りをされまくった挙句に執拗な几帳面さで写真をファイルされ(自分をモデルに勝手な「作品」を作られ)許可もしていないのに個人データまで調べる(もはやプライバシーの侵害)その病的な思いが「歓迎」される事は現実にはほとんど無いだろうとツッコミを入れてしまったものでした…。

東京大学物語22~26

2009.05.30
 「どんな男でも100人の女性に声をかければ最低一人は最後までできる女の子にぶち当たる」という統計が出ている…そうですが100回も声をかければ否が応でも(ちゃんと学習していれば)話し方の技術は上がっているはずですし、それは数の問題でなく口が上手くなっただけなのでは?と話の中の「持論」にツッコミを入れてしまいました。風俗業へのスカウトは「1万人に断られて一人前」(ゼロが2つほど増えてますけど…。)だそうで「一人前になってからは成功率が上がる」事を考えてもやっぱり問題は数(確率論)ではなく本人の技術だよなと改めて思ってしまいました。

 村上直樹…村上「この仕事も器の大きな人間になる為の試練…そう考えて頑張ってるじゃないですか。」
北里「頑張って…これだけか!?なんて自分中心な男なんだ…!」

「向こうが自分を馬鹿にしなければ自分はこんな事をしなかったのに。」と(自分が思いやりの無い行動をしたのは棚にあげて)原因はいつも相手のせい、自分がわずかな努力をしている様ばかりを(人並みの成果さえあげられていない現実も忘れて)認められたがっている何様思考は相変わらず健在でした。結局いつも自分に言い訳をして真面目に相手に向き合う事を否定していて浅はかな考えで小手先の嘘でなんとかしようとしている彼の思考回路は本当によしみつさんに似ていると感心もしたものです。でも話にもあるように人間社会はそんな簡単で単純な受験の「マニュアル」のようにはいかない物です。「欲深な人間に与えてはいけない。情をかければかけるほどワガママが増長するだけで与える者が最後に恨まれる、その者には厳しく当たり自ら学ぶことを教えるべきである。」(古本屋→自宅前まで相手に来て貰う、イヤリングや首飾りを誕生日やクリスマスなどイベントごとに貰って自分は何のアクセサリーも贈らない、イラスト集→与えた直後に「次はミスティックアークだね!?」と欲求する、おかずをごちそうになったら「ご飯と一緒に食べたいんだけど!」と要求する…なるほど確かに「増長」していると、よしみつさんの今までの言動を振り返って思わず納得してしまいました。)という話の言葉通りに、もうこれからはそういう人間には厳しく接していこう(ダメ人間には情をかけても甘えることしか考えようとしない。)と再度、決意を新たにしてしまったものでした。「鈍くて相手の気持ちに気づけない」というのは「いつも自分の事しか考えていない」という事で、それは「いつも他人を下に見ている」(全然自分と同等(同じ位)に相手の事を考えていない)のと全く変わらない訳で、だからアンタは自分が下に見ても許してくれる人だけとしか付き合えないんだよ(自分を甘やかしてくれる小さな世界でしか生きておらず、またそこから出ようともしていない。)と改めてツッコミを入れてしまったものでした。

 レイコさん…「テストがいくらできても、いくら出世しても他人の気持ちが分からない奴はクズだよ。」

だったらそんなクズ男の魔手になどかからずに仕事上の付き合いだけと割り切ってほしかったのに(仕事仲間として好意を抱いても「心は許しても体は許さないから大丈夫~。」と軽く流した最初の頃のままでいて欲しかったのに…。)と3人共にツッコミを入れてしまいました。(唯一涼子さんは北里に命じられて村上を遥以外の女の虜にさせる為に魔手にかかる必然性があったけれども…他の2人はそんな必要なかったのに…ね。)電話で直接話せないのをいい事に「涼子が『さよなら。色々ゴメンなさい』って…。」「村上とは話したくないって。うん、うん。分かった。」と通話を終了する(「そんなこと言ってないわ!何が『分かった』って言うのよ!」by涼子。)頭の良さには感心したのに、その後「欲しいだけお金あげるし他の女の子と遊んでも良いから取りあえず抱いて!」という頭の悪過ぎる展開には微妙さしか感じずに共感できなかった女性でした。「体は許しても心は許さないかな、こんな奴。」と悪ぶっていて尻が軽くても男に媚びてはいない様(だけ)に好感が持てただけに3人共に相手をして貰う(全員了承の上で三つ股をかけられることを良しとする)という最悪な結末には微妙さしか感じずにげんなりしてしまったものでした。登場初期はまだ少しはカッコ良かったのにね…ゲフッ!

 吉野博彰…「退屈な真実よりもドラマチックな嘘…色あせた日常は幻を見せる事でのみ輝いてくるのだ…。」

と余命2年の男(それで入院の必要もないなんて何の病気ですか?)は「残りの命が短い可哀想な人間」(「最後」だからできる限りワガママを聞いてあげるべき人間)であることを利用して遥ちゃんの心をつかもうとしていますが「こうしてワガママ(添い寝まで)は聞くけれど、もし自分が吉野さんの立場だったら周りの人には正直に自分を出してほしいと思うから男としては受け入れない。」(「あたしが大人の男として抱き合いたいのは村上君1人だけだからあなたとそれはダメです。」)と今回の作戦も失敗して振られていました。(村上君をひきはがす事には成功したけどね。)話をして遥ちゃんの「見返りを求めない愛情」(ほとんどの人間の優しさは自分の欲しい見返りの為に発揮されており、しかも当の本人は自分だけは打算的ではないと思い込んでいる。けれど遥ちゃんは本気で他の人間だけを思いやっていた。)に改めて感動して惚れ直している彼ですが、そうやって遥ちゃんを本命にする以前の問題としてアンタには奥さんと子供がいるだろ!(思惑通りアンタとくっついた所で遥ちゃんは不幸になるだけだ!)とツッコミを入れてしまったものです。遥ちゃんの愛は「ただそこに村上君が存在しているだけでいい」という無償の愛ですが、この男の愛は遥ちゃんの心と体目当てで、しかも「本命」がいつつも他の女性達(妻子含む)と体良く付き合っている打算的な愛だよな~と、やはり応援はできなかったものでした。

 水野遥…「村上君はあたしの心の奥に突き刺さるんです。突き刺さって抜けないんです。こんな人、他にいません!」

「普通の人間は次の行動が予測できる(想像の範囲内)だけど村上君は自分の想像を超えた事をしてくる」から好きだと彼女は言いますが…それは村上が他に類を見ないダメ人間というだけで決して魅力ではないと思うのですが…ゲフッ!(むしろ吉野が言うように相手を過剰解釈した幻に恋をしてその幻想が裏切られる事で相手への想いが冷めていく一般的大多数の恋愛の形だったら(とっととこの異常な恋が終わってくれて)まだ救いようがあった…のに…。)プロポーズされながらも「紙切れなんかいらない。大事なのは2人の気持ちでしょ。」と入籍(法的権限を利用して縛るチャンス)も断ってひたすら村上を待ち続けている遥ちゃん。ですが当の村上君はそれ(吉野と浮気したと誤解して)以来同棲も解消して全く戻ってこなくなってしまい、そもそも気持ちも絆も大した事の無い村上君を信じることはいい加減諦めて他の人と幸せになってくれないものかと切に願ってしまったものでした。(それでもマゾの彼女はそんな「普通の幸せ」はただの「刺激の少ない退屈な状態」にしか過ぎないのでしょうか…?)山崎さんとの恋愛も経て自分は結局村上君しか見る事が出来ないと思い込み過ぎていませんかね、この人?

東京大学物語19~22

2009.05.29
 ドラえもんの人気の秘密はのび太がダメ人間でありダメ人間であっても好感が持てるように演出されている事だとこの作者が何かの本に書いていたそうです。だからこの話の主人公はどこまでもダメ人間なのかと納得する反面、好感が持てるようには演出されきっていないんじゃないか?(女として普通にこんな男には嫌悪感を持つと思うが…何故かメインヒロインには見捨てられない不思議さをも再現する事はないんじゃないか?)と疑問も持ってしまった、そんな話でもありました。予想していたよりは面白かったですけどね。

 村上直樹…村上「俺は普通の奴らのはるか上を行く人間なんだ。」
遥「村上君は人間として普通の人以下だよ。温室育ちの村上君の『当たり前』は周りから見て不条理なの。」

何か辛い事があるとすぐに他人のせいにして悪い結果は全て相手の責任にする、自分で考えることをしないでいつも他人の受け売りだけなのにプライドだけは高くて謝る事も出来ない…同じような偽善者(本人申告)のよしみつさんの生態の謎がここで解けた気がしました。とはいえ心にもない事でもスラスラと言えて相手を論理的に丸め込んだり(「村上君、詐欺師になったら?才能あるかも…。」by遥。)プライドを保持する為の「努力」はしてきた村上君(部活を辞めるまで高校サッカー部のエースで、1浪したとはいえ東大にも合格した。…その中でも真紀と妊娠騒動を起こしたり最低ぶりは健在だったが、あんなただれた生活を送りながらもちゃんと合格するだけのテスト勉強をしてきた事は凄いとは思う…尊敬はできないけれど。)の方はまだ認めるに値する人間だな(よしみつさんは間違った方向に進みながらもその価値観の中で優秀であろうとする努力はしていなかったので。同じ自己保身や利益の為に他人に嘘をつく人間でも何か頑張っている事や他の実力があれば少しは評価できたのにと改めて彼女を残念に思ってしまいました。)と今回少しだけ村上君を見直してしまったものです。人としては最低の部類に入るけれども、それでも物語の主人公を張れるだけの内面の深さはあるか(それは人として嫌な深さだが。)と見方を改めたものでした。

 水野遥…「山崎さんは最初から分かってたんだ。出会った時から私が山崎さんの姿に村上君の面影を見てた事を…。」

「つまり自分はずっと村上君だけを見てた」と納得した遥ちゃんでしたが、だったらオリジナルを前にしながら(「本当の想い人」の村上君に熱愛されながら)身代わりに過ぎない山崎さんにここまで揺らぐことは無かったはずではないのか(だから山崎さんを好きと言いながらも村上君とのセックス(未満)を歓んでしまっていたのか?)面影(自分好みの外見)が同じなら人として中身が上の山崎さんの方を選ぶべきではないのか(28にもなって定職にもついていないフリーターではありますがとりあえず家持ちで、なにより遥ちゃんのDQNな行動も笑って受け入れられるだけの器量の大きさがあります。←自分が変態だという所まで認めている人間だから遥かちゃんの変な所くらい軽く受け入れてくれる。)などなど色々考えてしまったものです。河野君、山崎さんと他にまだマシな男がいただけに1番のダメ人間である村上君と元のサヤに戻ってしまった事がかなり残念に思えた結末でした…ゲフッ!

 山崎守…「手錠を外したら、遥…俺は君とはサヨナラだ。」

遥ちゃんを手錠に繋いでまで危険な村上君と一緒に旅をさせた(村上君がどんな人間なのか、また遥はどんな人間なのかとことんまでお互いに見せ合わせた。)のは「もしかしたら村上を完全に断ち切って自分の元に来てくれるかもしれない」という一種の「賭け」だったとはいえ最初から2人はまだ互いに気持ちを残しており「新しい想い人」となった自分は彼らの関係への刺激(スパイス)以上でもそれ以下でもないという結末は見えていたのでしょうね…。それでも泣くほど本気で遥ちゃんを好きになってしまった彼がどうしようもなく哀れに思えて仕方ありませんでした…ゲフッ!(一応、最初にアプローチをかけてきたのは遥ちゃんの方だったのにね…ゴフッ!)「リアルな心を撮る」事にこだわりを持つのではなくさっさとモノにしてしまえば自分も彼女も幸せになれたのに(「見ないように見せないように努力しているけれど誰もが秘かに変態性を秘めている」…と分かっているのなら覆い隠して見せないようにしながら普通の人の振りをして幸せをつかめば良かったのでは…?)と変な所で純情さが抜けない彼に涙してしまいました…。そういう大人の狡さが無い所が彼の長所ではあるんですけどね…。(その長所が変態という短所一つで台無しになってはいるのですが…ガフッ!)

 吉野博彰…「撮影の為に借金をしようとしていた山崎は私の出したクルーザー、食糧、撮影資金、そして『村上がちゃんとした借用書にサインするシナリオ』を使ってくれた。」

長い旅に出た山崎さんがどこに行ってしまったのか(そもそも撮影の為に昔儲けた金を使い果たした彼に旅行費用はあるのか?)も気になる所ですが、民法167条(債権者が失踪して返す宛て(先)がなくなってもその債権を他の人間に譲渡してしまっていたら借金は消えない。)をうまく使って村上君を追い詰めている様はさすが弁護士だと感心したものでした。裁判になったら自分が今まで何をしてきた人間なのかも公になるというのは本当にある話で(離婚裁判でも子供が親について書いた作文から親について判断する事例がある。)結局最後に物を言うのは人間性なんだよね、と全ては自業自得からギリギリの状況に追い込まれた村上君にいい気味だと感じたものでした。(正直山崎さんは2人を極限の状況に追い込む割にはやり方がぬるかったので。)遥ちゃんがこの男にどうこうされるのはかなり嫌ですが村上君にはもっと痛い目を見て欲しい物です…ゲフッ!

東京大学物語⑭~⑱

2009.05.28
 典型的な東大君=学校の勉強だけできて運動神経ゼロ。大人しく親や先生の言うなりに素直に勉強してきたからテストの点数はいいが面白みや人間の深みが無い(「いい奴」ではあるのだろうがエネルギーが無いせいで女の子にはモテず「どうでもいい奴」で終わるタイプ。)という記述があり「なるほど今の草食系だ。」と変な納得もしてしまったものでした。実際問題、草食系男子は婚期も遅くなかなか思うような人生は歩めないようです…。

 山崎守…「人間の心は傷ついて成長するんだから相手の心を傷つけない為に無理に我慢する努力なんて無意味だ。」

「酷い事されても我慢して、怒りがたまって、悲しくて、腹が立って『今度会ったら言ってやろう。ムカついたこと全部言ってやろう。思ってること全部言ってやろう。』と思ってても相手の顔を見ると言えなくなってしまう。『こいつって悪い奴じゃないんだよね。』…なんて思っちゃってさ。」という彼のセリフには私もよしみつさんに散々ウソをつかれてその度に誤魔化されてきた経験があるだけに納得したものですがその「効果」は顔を見る機会が無ければ働かない物であり、いつまでも同じようにはいかない物だという実感も現在味わっている最中です。辛い時だけ山崎さんの善意に縋っている(利用している)南さんですが村上君が言うように「そりゃ余りに自分勝手で甘え過ぎ。」(仕方ないから相槌を打ってあげているけれど、そんな当たり前の事を辛いと言うアンタには誰もが内心呆れてるよ。←それをあの村上君に言われている辺りも終わっている。)とツッコミを入れてしまったものです。今まで「好き」だった相手でもその評価は一生は続きません。都合のいい時にばかり人を利用していると、いつも通り善意に縋ろうとしても最早相手には愛想を尽かされている事もあり得るという実例でした。

 桂木南…「守が可哀想…。せめて手錠で繋がっている間はもうこれ以上守を裏切らないで…。」

勝手な都合で守を捨てた(そのクセに新しい彼氏達と上手くいかないと甘えに来る)身勝手な元・彼女でも今まで散々優しくしてもらった分だけの「相手への思いやり」はわずかに残っていた様子です。なんだかんだ言いながらも村上君を突き放すことはできずに揺らぎまくっている遥ちゃんを目の当たりにしている守が痛々しくて(だったら盗撮してまで見るなよ…ゲフッ!)速攻で部屋に乱入して2人のセックスの邪魔をした彼女の行動には「お前、良い所もあるじゃないか。」(よくぞ邪魔をしてくれた。)と少しだけ見直したものです。が、過去に守を捨てたのは南さんの方であり今も色々な男と体よく付き合っている(守の良さに気付いたから…もとい失うのを惜しんでいるから執着しているだけで別に彼だけに「一途」になったわけでもなく、この人の甘えた性根は何も変わっていない。)彼女には守への愛を語る資格は既に無くもはや何をしても振り向いて貰えないのはアンタの自業自得だよとツッコミを入れてしまったものでした。

 吉野博彰…「中華料理も美味い。フランス料理やイタメシも美味い。だからと言って寿司を食うなと言われればそれもまた困る。」

いわゆる「おせちも良いけどカレーもね。」(古!)という典型的な浮気思考であり「それにしたって節操が無さ過ぎよ!」(全くです。)と由貴ちゃんにもツッコミを入れられていました。それでも「どれも同じだけ好き」だったらまだ平等ではあったのに(救いようは無いけれど)「一人しか選べないなら1番は誰?」(無人島に1人だけしか連れていけないなら誰が選ばれる?)と聞くと「水野遥」と答える辺り…開き直るのもいい加減にしろよとげんなりしてしまったものです。挙句に愛人(由貴)の前で遥ちゃんの良さを羅列する無神経さにはとうとう攻撃方法もパーからグーに変わってしまい「いいぞ!もっとやってしまえ!」と男前な由貴ちゃんを応援してしまったものでした。(不倫しながら他にもう一人愛人(好きな人)ができた場合、前愛人とはべつに別れる必要は無いとは言うけれど、だからと言って「相手」をどんどん増やすのはさすがに節操が無さ過ぎだろうと私も思ってしまいました。)ワガママな由貴ちゃんには「従順な相手は『退屈』で飽きているから」とそっけない態度で燃えさせ、寂しがり屋の南さんは思い出したような「優しさ」で繋ぎ止め、お人好しの遥ちゃんは「誰でもいい所を見つけてしまう君には好きな人が何人もいる『同じ気持ち』が分かるはずだ」と体よく騙くらかし、正義感の強い河野君には村上の悪事(強姦未遂)を教えて爆発するよう仕向け…人間心理をよく分かって色々な人間を体よく扱っている辺り本当に頭はいいのでしょうがそのうちに天罰が下ってしまえ女の敵めと安全な所から皆を見下ろしながらしゃあしゃあと我が道を好きに生きているこの男に嫌悪感を抱いてしまったものでした。

 村上直樹…「俺の目指してきた『上』は人としては『下』だった!?」

そう、その目指してきた「上」とは「成績優秀、スポーツ万能の東大文Ⅰ大学生で将来の大蔵官僚」という「条件」であって「人としての魅力」(性格の良さ)ではなかったのですから、全く磨いてこなかった性格が「下のレベル」なのは当たり前の話でしょうね。(「あまりにも哀れに感じるほどに人としては幼稚過ぎる」という同情ですね、これは…。同情というのが「相手より1段高い所から見下しながら哀れむ行為」である事からプライドの高い人間にはショックだったでしょうが…自業自得にしか見えないような…ゲフッ!)目指してきた物に問題があったのではなくこの人の考え方の問題(同じ東大生でも人気者の遥ちゃんや男らしい河野君、友達思いの由貴ちゃん…と色々な人がいる。)なので原因は目標には無いよとしみじみ思ってしまったものでした。別れたばかりの彼女(真紀)の事も忘れて遥ちゃんに迫っていますが「強姦しようとした人間を許すなんて本当は(普通は)出来ないだろ。」(「あの頃」に戻れないほど嫌われる行動をしてきたのだから当たり前だろ。)とツッコミを入れざるを得ず改めてこの男が嫌いになってしまったものでした…。(一応、主人公なのにね。)
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