検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード

スポンサーサイト

--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ゆるしてはいけない

2010.03.27
 「東京伝説」シリーズの番外編のような本です。世の中には「許していいこと」と「許してはいけないこと」の二つがあり、今回はその「許してはいけない」状態に遭遇した人々の話を紹介したそうです。(それで本のタイトルが「ゆるしてはいけない」な訳ね。こんな状況、許す人間がいるのかという位、理不尽な話が多い訳だ…。)世の中には口も上手いし話も面白い実に魅力的な人物(心が無いという一点を除けば)が「いい人」を装って友人や恋人になっている事が本当に多くなったそうで、本当に危険な世の中になってしまったようです…。

 決意…彼「翔子へ。俺を最後まで拒否したお前が憎い。俺はお前を地獄から呪い殺す為に生贄と共に死ぬ。後になって偉大な俺の女になれなかった事を地獄で後悔するが良い…。」
響子「生贄って何よ!私のアパートに転がり込んで同棲して、ご飯もいつも奢らせて、人に二倍働かせて、ふざけるんじゃないわよ!」

自分が見捨てたらこの人はダメになってしまう(ていうか彼には自分1人しかいない。)と思ったからこそ、歌手志望の彼の分まで(レッスンに集中できるように)ぶっ続けでバイトに入り、衣食住全て面倒みてきたのに、彼にとっては文句も言わずに尽くしてくれる彼女は、結局「死んでも構わない奴隷」(生贄)でしかなかった(都合の良い女は結局「都合の良い女」で終わる。)という痛い実例です。二股をかけられるほどの魅力も無い(本命の翔子には振られており浮気にも二股にもなってはいなかった。)くせに、他に誰がいる訳でもないのに、その人にとって「ただ一人」の立場になれても、こういう人って「相手を大切にする」という思考回路が根から抜けている(相手に対等に返すどころか「相手を利用する」ことしか考えていない。最も「人並み以上に尽くせば『この人』は自分を傍に置いてくれる」と考えて騙された振りをしている女の方も大概打算的だが。)から幸せにはなれないんだよな(あわや殺されかけたし。)と心から頷けた話でした。人間関係を対等に築けない人間とはやはり関わり合いにならない方が良いようです…。(どんなに尽くしても結局一生「その程度の女」という立ち位置は変わらない…か。)

 キレない彼…エミ「回覧版に近所で通り魔が出ているって書いてあったの。犯人は果物ナイフのような物で通りすがりに切りつけて、去年から数人の女性が被害に遭っているって…。」
彼「俺さ、お前にグチグチ言われるたびに凄いムカついてたの。マジで鎮めるの大変だった。だから俺は夜中、道をフラフラしている女を刺してやったんだ。死なない程度にサクサク…でも、お前があんまり怒らせると一人や二人じゃ足りなくて参ったよ。」

口が悪くてかなり酷い事を言ってしまっても、決してキレずに外に出て行ってしまう彼の事を「頭を冷やすために外出しているんだ。」と解釈して、帰ってきてベッドで不貞腐れて寝ている彼女の頬にキスするのが合図となって仲直りとなる(何というバカバカしい儀式なんだ。)それが普通だと考えていて、普段は散歩なんか絶対にしない人間が外に出かける事にも、その後の彼がニヤニヤ思い出し笑いをしたり妙に落ち着かない様子を見せる事にも何の疑問符も持たなかった彼女。別れる事(「彼の服から風俗の名刺を見つけたんです。こんな事を今からしてるようじゃダメじゃんって憑き物が落ちたみたいに気持ちが冷めたんですよね。」byエミ)になって、とうとうキレたのかカミングアウトし始めた為に発覚となったのですが、捕まった彼もあと数年で出てきてしまう(「殺人」と違って「傷害」は罪が軽く刑期も短い。)そうで、未だに実家に手紙が届いている事実と合わせて、彼女同様、彼が出所した後が凄く不安に感じた話でした…。

 ビルダー…吉岡「ボディビルってとにかく凄くお金がかかるんです、器具じゃなくて食べ物に。彼は普通の人間の食事を食べないんです。朝から晩までサプリメントに栄養剤に成長ホルモン。一ヶ月分で一万円近くかかるものばかり。だから私と付き合うようになると、すぐに転がりこんできちゃったんです。家賃が浮けば、その分またサプリを買えるから。」

もちろん外食などは彼にとってただ単に水を飲んで座っていることを意味しており一緒にいても全然、面白くない。オマケに築40年の狭い木造アパートに120キロまでのバーベルセットにダンベル各種、ミニトレーニングマシーンを持ちこまれた彼女はいい迷惑で、「トレーニングをするから、どけ」と頭を軽く蹴られた(そして彼女の意志を無視して真上でボタボタ汗を流しながら100キロ近くあるシャフトでトレーニングを始めた。色々な意味で危ないっての。)事でとうとうキレて「おい!てめえ!いい加減にしろ!」と怒鳴り付けたとたん、たかが女1人の言葉に彼がビビって手を放した為に落ちたバーベルの重量で床に穴が開いた。もちろん大家からは修繕費を全額請求され、ビルダーの彼を脅しつけて実家に直に交渉し全額親に負担させた…というエピソードに、体を鍛えた男でも、ちょっと怒鳴られただけで竦んで縮こまる程度の精神なんだな(「もう、あんなナルシストの怪物みたいな連中と付き合うのは懲り懲りですね。」by吉岡)と男のふがいなさを改めて実感したものでした。人間やっぱり外身より中身の方が大切という話です。

 デパート…前田「私が入ったトイレに投げ込まれたのはガソリンだったんです。ライターを点ける前に私が飛び出したので相手は慌てて逃げ出したらしいです。もし私が出るのが遅かったら、多分、即死していただろうと言われました。」

隣の個室に人が入ってきた、そこまでは良い。でも服を下ろす衣擦れの音や、便座に屈む気配などの「音」が全くしないのはおかしい(以前、こんなパターンで公衆トイレで痴漢に遭った経験もあるし、この人、変!)と始めから異常を察知してサッサと身支度を済ませたおかげで、火がつけられると「爆発」するガソリン(「灯油と違って気化するので、気づく間もなく黒焦げにされていたでしょうね。」by警察)をかけられた時も即座に個室から出ることができた前田さん。(「うわ、何これ!ちょっと待って、まだパンツはいてないし、今日はヒモパンという装着に時間のかかる下着で…」という状態だったら死んでいた。尻丸出しでも構わずトイレから飛び出せる女性ならば事無きを得るだろうが、デパート火災で下着の無い着物女性が大勢、羞恥心から亡くなった歴史的事例を考えても、そこまで瞬時に恥じらいを捨てされる女性も少ないだろう。)他の本でも深夜の公園トイレに入ったら角材で突っ込まれたという話を読んだ事がありますし、何気にトイレは危険な場所らしいです。

 家族ハイク…兄の遺書「いきなり、お父さんが君を突き落とした。妹が血を流し、死にかけているその真上で僕らはおにぎりを食べた。あの時に僕の魂は死んだ。」
父「勉強のできない引き籠もりの恥知らずなお前さえ死ねば皆幸せになれたのに、つくづく残念だ。」
母「お父さんも長くないんだから水に流しておあげなさいな。」
娘「2度とあの人達に会う気は無いの。」

運動会にも学芸会にも顔を見せず(「買ったパンやおにぎりを1人で食べるのが私の運動会の思い出。」by明奈)無理な受験を強要されるストレスで過食と嘔吐を繰り返すようになっても放置され、挙句の果てに家族全員でのハイキングで山道(崖)から突き落とされて殺されかけた(「すぐに救援を呼ばずにのんびり昼飯まで食べさせられたのは少しでも死を確実なものにする為の『時間稼ぎ』だった。」by兄の遺書)…それだけの事をして、一言も謝っていないし、また謝る気も無いけれど「時間が経ったら何もかも時効でしょ。」(今となっては全部許されて当然でしょ。)というのはあまりにも勝手過ぎるだろう(↑のような事を善人顔して言っているが母親だって昼食作って「時間稼ぎ」に手を貸した、娘を見殺しにした立派な共犯者。)と死を前にしても娘から許して貰えないクズ両親の様に心から頷けたものでした。この両親がマトモなら理想的な成績を修めていた兄だって自殺することは無かっただろう(目の前で実の妹を「不要物だから」と殺そうとする醜い姿を見せては誰だってそんな親の子供でいるのは嫌だと死にたい気持ちになるだろう。)と子供を2人共「失った」経緯に心底納得できた話です…。

 クラッシュ…後続車「確かに俺は前方確認もロクにせずに後ろから追突したよ!でもアンタ達は元々自殺志願者で今だってレンタカー借りてまで2回連続で失敗した所だったんだろ!?」
黒猫&ジョニー「…そんな事、この状況で関係あんのかなぁ?」

止まっている車に後ろから追突したら、追突した車が200%悪いという事実の前に、相手の保険でしっかり怪我を完治させて貰えたお二人。(もちろんレンタカーを滅茶苦茶にした分かなりの賠償はさせられたが。)2回連続で痛い思いをして失敗した経験から「もう何も怖くない」と思ったのか、退院後ただちに風俗で働き全身整形→セレブお見合いパーティーでも注目の的になるほど変わった彼女(「顔も全取り換えに近い位整形だし、体も手を入れてた。だけどそれ以上に性格が凄く明るくなって、以前のような『暗い空気の読めない彼女』じゃなくなっていたの。」by佐々木)に拍手してしまったものでした。未だに死ぬことばかり考えている黒猫を相手に「そんなに死のうとする『ガッツ』があるなら、いっそ諦めて生きちゃえばいいのに。」と笑ったジョニーさんにたくましさを感じた話でした。

 AYU?…ヒロシ「愛だの結婚だのという重い関係じゃなくて、軽くてフワフワしてて、それでいて都合の良い関係に持って行こうとしたんだ。一番、楽チンなんだよ、そういうのが…。」

だからミーもそれで満足してる振りをしたが、実は真剣にヒロシに傾きかかっており、しかしそんな事を口にすればすぐ彼がサヨナラしてしまうのは本能的に悟っていたから、そんな事はおくびにも出さずに自分を磨き上げ、遊び半分の彼のハートを「さりげなく」マジな物にしようと懸命に考えた…結果がプチ整形をすっとばしたAYU目だったんだそうです。(「ミーは寂しい女だった。そしてヒロシは『カモになる女』が好きだった。」byナレーター)元々人間の眼球の大きさ自体には大した差は無く、大きな目の西川きよしと細目の渥美清(フーテンの寅さん)の差は目玉の大きさでなくそれを覆っている瞼と眼球がしまってある眼窩の広さによるもので、だからって顔の3分の1位が目玉みたいに大きくするのはやり過ぎ(「どうせお婆ちゃんになったら垂れてきちゃうでしょう。それも計算済みの処置。」byミー)で、可愛いどころかドン引きされ、くしゃみの拍子に右目が飛び出して以来、ふとした拍子にしょっちゅう目が落ちるようになり、しまいにはそれが原因で振られたという結末には「…。」としか思えなかったものです。地方成金の娘で金はうなるほどあったのに男を見る目もプライドも無いせいで最後には本当に「見る目」まで失くしてしまったのかと皮肉な結末にツッコミを入れてしまったものでした…。(「整形手術代には事欠かない地方成金の娘って…頭が『痴呆』だった訳ね。」byうちの弟。)
スポンサーサイト

東京伝説~狂える街の怖い話~

2010.03.26
 作者(というより編者に近いけれど)の平山夢明先生によると、以前はこういう「怖い人間の話」もインタビューをする「ごく一部の人間の話」であったのに、自分でも幼い子供に重い荷物を持たせて「お前は前世での仇なんだから死んでもいい奴なんだ!」と怒鳴りつけている母親の姿を目の当たりにしたり、「知り合い」の女性から来月式を挙げる婚約者の部屋から女子小学生のスクール水着(しかも全てが「大人が試着した」かのように生地が延びている。)を大量に発見して困っているという相談を受けたり、もはや狂気は伝染病のように「身の回りにある事象」になってしまったのか…という実感が前書きにおいて書かれていました。クレーマーも以前と比べると格段に増えたそうですし、今はそういう時代になってしまったようです…。

 お道具…ゲゲ「僕達は1人の人間としての貴女が必要なんじゃないんです。ただここに、お客さんのニーズに応えられるような肉体が欲しいだけなんです。だから気持ちなんか要りません。肉があればいい。お客さんが『ああ、これが見たかったんだ!』という肉体が有れば、頭なんか気持ちなんか、ここに無くて結構です。それをお芝居で貴女が今、ハイッと、ここで言われてお出来になるなら結構です。でも、もしそうでないなら、少し『お道具』を使って気持ちを底上げする方法が有ります。」

そしてクスリ(覚醒剤)とは絶対に言わない。「演技をする為の単なるその場限りの小道具」と印象付ける為に「お道具」と言う事で、前に撮影したビデオ(内容はグロテスクで正視に耐えない。風俗経験のある女性ならまだしも、昨日までOLや主婦だった人間なら、まずマトモに入ることは出来ない光景がそこにはある。)にビビっている女達は十中八九は使う上に、体が保つ分、翌日や、さらに次の日まで連続して何本も一遍に取ってしまう事もできる…そしてシャブの代金は彼女達の借金に追加され、どうしようもなくなれば田舎の温泉地か東南アジアに輸出するという出来過ぎた悪循環には溜め息が出たやり方です。また、カラーコンタクトに「お道具」を仕込む(普段の自分と印象が変わってカモフラージュになるとか騙してつけさせる。)事で脳味噌と地続きの目から知らない間にヤク中にされてしまう例もあるそうで、こういう世界って本当に足を踏み入れてしまったが最後なんだな、と実感した話でした…。

 お疲れ割引…期間限定割引「新宿を中心にして電車で15分以内のマンション、アパートにお住まいの方には直輸入高級酒をプレゼント!さらに1人暮らしのお客様にはお食事代金から20%をお疲れ様割り引き致します!」

いや、何なの?その店を中心とした住所限定・居住者おらず限定の割り引き条件…(普通は女性限定とか、タイムサービスとかにするものですけど?)と明らかに泥棒万歳の妙な条件に読者の私は始めから怪しさ抜群だったのに、そんな事は考えもせずに免許証を見せて住所を証明してしまった投稿者2人にツッコミを入れてしまったものでした。小一時間もすると「余っちゃったから。」と注文もしていない手の込んだ料理まで持って来てくれ、店員も加わって雑談に華を咲かせた(あからさまに「時間稼ぎ」じゃないか…!)という、この顛末。お家に帰ったら案の定、泥棒に入られていて部屋は荒らされ放題、テレビやコンポ、DVD、ビデオデッキからパソコンまで高価な物が軒並み姿を消していたという当然の展開に、親しくもない人にはホイホイと住所を明かすんじゃない(女の一人暮らしなら特に!)という当たり前の教訓が学べる話でした…。

 アベちゃん…ソープ嬢「その男、『アベちゃん』から散々巻き上げた挙句、別の女と結婚する、もう子供まで出来てるし田舎の地主の娘だから婿養子になれば食いっぱぐれが無いって言ってきたの。」
蒲池「サイテーだな。アベちゃんも怒ったろう。」
ソープ嬢「それで今まで自分が貸したお金とか堕胎した子供の事とかを手紙にして渡したんだけど、その男は何だこんなもんって目の前で破ったらしいわ。」
蒲池「そんな男だから、そうだろうな。」
ソープ嬢「で、アベちゃんは最後に抱いてくれたら別れてもいいってセックスしたの。…ただ、アベちゃん、その前に剃刀の刃を何枚も立てた鉄のキャップをアソコに仕込んでたの。その男、バカなのか興奮しすぎたのか、しばらく動かしても気づかなくて、気がついて引き抜いた時には糸くずのようになっていたんだって。」

小説でも同じパターン(「お願い、これっきりで忘れるから、最後にもう一度だけでいいから抱いて…!」)でおたふく風邪をうつし、本妻が2人目を欲しがっていたのに彼を2度と子供の出来ない体にしてやった、という話が有りましたが事実は小説より奇なり(「現実例」は小説なんぞより遙かにエグくて歪んだ展開。)という所なんでしょうね。最も被害者の中身が日向においた魚のように腐りきった男(「俺は何をされても泣き寝入りしそうな女しか手をつけないから全然問題無し。」「そんな女いる訳ないだろう。」「いるよ。免疫の少ない、男と付き合ったことの無いような女、世間体を気にする女、変な所でプライドが高い女、自分に対しての価値感が低い女。そういう奴は酷い目に遭っても騒ぎ立ててまで相手と戦う気力なんて無くて、やっぱり自分はそういうもんなんだと諦めちまうんだよ。そういう女を狙えばいいのさ。」)だという点からあんまり同情は出来ませんでしたが…ゲフッ!何はともあれ「終わった女」にすべきことは土下座だけ(ひれ伏した背に足蹴りを食らっても「糸くず」にされるよりは、なんぼかマシな気がする…ゴフッ!)で、間違っても指一本触れてはいけない(「最後にキスだけでも…!」と求められるままにキスしたら口移しにアレルゲンを飲まされ、アナフィラキシーショックを起こしたという事例あり。)という話でしょうね。ちなみに彼女の源氏名の「アベ」は殺す事によって愛する男を自分のものにした阿部定から取っているらしいです…ガフッ!

 パンチ屋…息子「パンチ屋は袋に詰めて噛んだりできなくした犬を大きなハンマーで潰させてくれる所なの。」
パンチ屋「非常識なのは俺の所に犬を置いて行く奴らだよ。俺が潰している犬は皆、血統書付きだ。ただ、猟犬なんだよ。狩りの味、血の味、獲物の味を知って野性を取り戻した犬は一筋縄では飼えない。俺が潰さなきゃ野山に捨てられる。そうすりゃ腹をすかして飢えた猟犬が群れをなして山の中に散らばることになるんだ。」
父親「でも子供から金を取って殺させるのはどうなんですか?」
パンチ屋「何も強制してる訳じゃない。犬は袋に入っている、絶対に自分は怪我をしない、攻撃だけが一方的にできる。奴らはそれが『遊び』なんだよ。嫌なら来なきゃいい。それに俺やアンタが子供の頃、いくら好奇心があるからって金を払ってまでこんな事したかい?今のガキは俺達とはまるっきり中身が違ってきちまっているんだよ。」

山と緑に囲まれた自然あふれる村ならではの事例です。(辺鄙な田舎でも人はどんどん病んでいるのね…。)ゴミの集積所では「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「ビン・缶」「不燃物」の他に月に一度の「犬」という分類がある(ゴミ扱いかい!)この地域、彼の言うとおりに死刑執行人(パンチ屋)の方ではなく↑の犬が辿る運命を分かっていて、それを承知の上で捨てていく飼い主の方がよっぽど非情(「毎年、狩猟期間が終わると『買い換える』奴がほとんどだ。後は怪我して使えなくなったとか、単に気に入らないからとか色々持ってくる。」byパンチ屋。)だな、と納得はしてしまったものでした。最もパンチ屋に言わせれば現在既に山には狼みたいに野生化した猟犬がうじゃうじゃいるので金を払って「始末をつけている」分だけ彼らは良心的だそうですが…ゲフッ!

 右か左か?…男「車がこの先で壊れてしまって…いやあ、乗せてくれて助かった。」
浅見「松葉杖をついて歩くほど足が悪いのに、何でこんな山道まで1人で運転してきたんだろう、この人…?」

運転手である彼氏は親切にも乗せてあげようとしたし、相手は雨の中で濡れ鼠になっていた可哀想な人だったので、その時は何も言えなかった(傍から見る分には「美談」であり、男が不気味だから見捨てていきたいという自分の思考回路が酷いだけかもしれない。)けれど、よく考えてみれば違和感は最初からあった(大体、足の悪い男が病院も何も無い「山道」に何の用だよ!?)という話でした。麓にもついていないのに咳が酷くなったから車を止めてほしいと「コートを置いて」(これは上着をここに置くから持ち主である自分は必ず貴女の元に戻ってくるというホストの常套手段でもある。)森の中に分け入り、親切にも後を追って様子を見に行った彼氏が殴られて気絶させられた後、車に乗り込んできた男に「右(ナイフ)か左(薬)か?」と薬を飲まされて意識を失った所をレイプされた(「眠っている無抵抗の女を犯したいという変態がいるんです。」by精神科医師)様には、やっぱり女の勘は間違っていなかったなと涙ながらに頷けてしまった話でした。見知らぬ人に親切にするのも考えもののようです…。

 ニューハーフ…アサコ「私もうニューハーフ専門のデリヘルなんて辞めたい、出て行ってほしいって言ったら、彼は仲間づれで殴りつけてきて、気絶している間に焼け火鉢を肛門に差し込まれて焼かれたの。今も下剤で軟便にしないと排泄できないの…。」
ヒナコ「バカね。それで泣き寝入りしたんじゃないでしょうね!?」
アサコ「まさか!酒飲んで寝ている彼の『息子』にピアノ線の輪をくぐらせて、その先をアパートの外に止めてあったジープのフックに結びつけてやったわよ。」

ほどなくジープの持ち主は戻ってきて、けだもののような絶叫が夜明けの街に轟いたそうです…。女の復讐も怖いけれど、ホモップル(ホモ+カップル)の修羅場もそれなりに地獄だな(散々「彼女」の金と体を利用した男の方が確実に悪いが、どちらも下半身がらみのエグい報復を…。)と実感した話でした。また周囲の仲間が口を酸っぱくして彼と別れるように言ってくれていたのに耳を貸さなかった(「彼だけは譲れない!」と土下座してまで聞き入れなかった為に「自己管理もできない『女』には任せられない。」と店の経営者になる話まで流れてしまった。性転換の為に貯金していた金まで貢いでいては当然だが。←こんな「女」を店長にしてしまっては確実に店の売り上げに手をつける事だろう。)為に起きた悲劇でもあるので、やはり周りの人間の意見は聞いておくべきだな(それでも突っ走ってしまうのが恋なのだろうけれど。)と改めて感じた痴話喧嘩の様でした…ゲフッ!

 愛されたくて…警察「旦那さんは自分では覚醒剤をやっていなかったものの気に入りのホステスや部下、子供達の飲み物やアイスに混ぜて食べさせていたそうです。『自分に会っていると気持ち良くなる』事を覚えこませたかったと言っています。」

おかげで子供達は爪が無くなるまで爪噛みをし、深夜に叫び始め、授業中でも体をブルブル揺すり、酷い時には髪を禿ができるほど何度も毟ったり明らかに尋常じゃない様子(覚醒剤の禁断症状)に苦しむ羽目になりました。(「ロクデナシだとは分かっていたけれど人間のクズ以下だとは思わなかった。」by元妻。)医者に行っても父親の不和と離婚のトラウマ(心理的な物)と断定され、たまたま待合室を通りかかった医師(この医者は薬物中毒患者専門の医療機関に勤めた経験があった。)が彼らに目を留めなかったら(一目見ただけでそれと見抜いた辺りがさすが専門医である。)診断すらされなかったであろう症例に母親は今、家庭裁判所に面会権剥奪を申請しているそうです。妻には肋骨と肩の骨が折れるまで暴力を振るい、子供には覚醒剤を使うなんて本当にダメ父だなと実感すると同時に、結婚に踏み切る前に周りの第三者の意見は聞いておくものだな(子供が出来てしまったので不承不承許したが、親の金を当てにして遊び歩くボンボンとの結婚に当然、両親は大反対していた。)と前話同様ツッコミを入れてしまったものでした…。

東京伝説~溺れる街の怖い話~

2010.03.25
 タイトルとは裏腹に表紙は水着を着た少女が余裕しゃくしゃくで浮き輪に乗っているという「全く溺れそうにない絵」で、溺れてないじゃん!と思わずツッコミを入れてしまったものでした。(いや、溺れているのは「街」だけで人間は関係ないのか…。)実はこの本の前書きを打っている最中に作者・平山夢明先生の「いま、殺りにゆきます」(「会いに行く」だけじゃないのね…。)シリーズを出していた英知出版が倒産した(原稿が全て完成していて出版寸前でパーという働き損の無収入になった。凄いです。)という伝説も体験したそうで出版業界って本当に大変なんだなあ(どんだけ収入が安定していないんだか…。)と実感もしたものでした。

 トールの父…トール父「お前はそんなにサッカーしなくても陸上でもバスケでもすれば良いだろ。トールはサッカーしかない。頭もお前と違って悪い。だからサッカーを取られたら人間がダメになってしまう。俺もダメになる。長男の方はもうダメだから家中がガタガタになる。でも、お前の家は違う。だったらサッカーにいつまでもしがみついてないで思いきって辞めたらどうだ?」
タカシ「じゃあ、100万払え。」

「嫌です!サッカー好きだもん!」ではなく↑のように答えていれば「次の運動のシューズや道具は皆、俺が買ってやるから!」とのたまう親父共々ノーブレーキでトラックの後ろに突っ込まれる事もなく無傷で札束を手にできたろうに(ちなみに↑の回答は覗き犯を捕まえた某ご夫婦の話で、その後しばらくして車を買い替えていたそうです…。)と思うと切ない話でした。(違うだろ。)少年サッカーにはトレセン(トレーニングセンター)制度という合宿組織みたいなのがあり地区トレセン→47都道府県トレセン→9地区トレセン→ナショナル(全国)トレセンという順で将来のJリーガーになる為にはこのナショナルトレセンに参加することが必須なんだそうです。当時5年生同士で県のトレセン行きをかけていた時期に目の上のコブが邪魔だった(ハッキリ言えばタカシがいなければトールは受かるだろうというのが周囲の見解だった)のは分かりますが交通事故を起こしてまでライバルを消そうとする、その執念(骨折という怪我のせいでトレセンの選抜にも出られなかった)にサッカーを好きな気持ちもさすがに萎えてしまったようです。現在トールがJリーグで活躍している(タカシの犠牲は無駄ではなかった)のが、せめてもの救いですが、理不尽な方法で相手を潰すその様にやりきれない気持ちになった話でした。ライバル(敵)の車になんか始めから乗るもんじゃありませんでしたね。(元々クラブでもクレーマーとして有名な「問題のある父親」でしたしね…。)

 U-12…大塚「娘は顔は可愛いのにオーディションだと緊張し過ぎて声が掠れる。ある一定の年齢が過ぎてしまえばアイドルなんて道は完全に閉ざされてしまうのに落ち癖みたいなものがついて母親は相当に焦っていんだ。そこにエロロリータ路線のグラビアの話が舞い込んだ。『写真撮影』なら喋ったりすることも無い。観客の前で何かをすることも無いから娘にはピッタリだと思った母親は一もニもなく乗ったんだ。…ピッタリなはずないんだよ。12歳になるかならないかでエロ水着の撮影なんて…。何をしてでも売れたいっていう飢鬼みたいな根性の娘でなけりゃ絶対に無理だったんだ。」

U-15が15歳以下、U-12が12歳以下のロリータポルノを指すそうで「本人がやりたがっても、させる親はいない」時代から「本人が嫌がっても親がさせる」時代になってしまった現在、大手を振ってロリエロが暴走し始めているそうです…。↑のマミもその典型でヒモのようなビキニ→ノーブラ+濡れたTシャツ(乳首が透ける衣装。おかげで学校ではTシャツのTというアダ名でよばれるようになった。)→手ブラ(手でブラジャーの代わりをする、水着やTシャツ「着用」をすっとばした上半身すっぽんぽんのありえない写真。母親の方では、その「ありえないことをしている」のがステータスだと思っていた様子ですが…。)と撮影内容はどんどん過激になっていき、評判になっているだけに何度転校しても周りから「体で仕事を貰っている女」と後ろ指を指される現実に、とうとう顔を斬り裂き舌を蛇のように割いてしまったご本人。(確かにエロ(肉体)目当てのグラビアと言っても人間が一番に見るのは顔だし、そうすれば「仕事」は出来ないわな…。)そこまで追い詰められるほど地獄の日々だったなんて芸能界は怖い所だと感じた話でした…。

 オニカサゴ…マネージャー「元々スカトロには美人が少なかったですから、ちょっと可愛いだけでもかなり目立つんですよね。そこに全身整形美人が『スカはブスが出るという常識を覆した』訳ですから、昔からのスカファンにとって嬉しい大衝撃が走った訳ですよ。ビデオも予想外に売れちゃって事務所もスカトロ企画ばかりをブッキングするようになったんです。」
大仁田「何で元々好きでもなかったスカトロ(ウンコAV)やるの?」
ミサキ「だって売れるんだもん。私の存在を認めてくれる人が、たまたまスカにいたってだけの事よ。」

それまでAVでもアイドル路線→痴女→性感→ぶっかけ→夜這い→3P→痴漢→強姦→輪姦→アナル→SMと双六を逆目に進む(「進む」どころか「後退」している)転落ぶりで、スカトロ以外の全ジャンルで通用しなかった女だけに(考えてみれば当たり前だけどAVでも「人気の有無」はあるんだろうね。)初めての「売れっ子扱い」に有頂天になった様子です。しかし↑の経緯からも分かるとおりそんな物は「希少価値」から出た一時的な人気に過ぎず、徐々に売り上げが下がってきた(昔のあの状態に戻るのが我慢できなかった)事で禁断の「食糞」にまで手を伸ばしてしまい(雑菌だらけのそんな物を次から次へと食ったせいで)顔から体中までが吹き出物の巣になってしまった(「膿んだ疣と疣がくっついて集団化し、皮膚が腐って膨らんでオニカサゴみたいな顔なんです。」by大仁田)ミサキさん。そうなるとチヤホヤしていたマネージャーも手の平を返すし(「こいつはもう終わった女。ハッキリ言ってうちの汚点。あ、スカだから汚点は元々か!」byマネージャー)改めて、芸能界って怖い所なんだなあ(人気って儚い物なのね…。)と前話に続いて感じてしまったものでした…。

 携帯用デジタル音楽プレーヤー…
娘「声かけは有効なんですか?」
医者「眠っているように見えても『聞こえて』ますからね。意識にははっきりと届いているんですよ。特にご家族の声かけは患者さんに大きな影響を及ぼしますから、なるべく声をかけてあげて下さいな。」
娘「じゃあ、お父さんの好きだった演歌や歌謡曲を聞かせてあげたいのでイヤホンをつけさせて下さい。」
音楽プレーヤー「死ねぇ~。死ねぇ~。お前なんか早く死んじまえ~。地獄に落ちろぉ~。」

クモ膜下出血で倒れICUで治療された後、ずっと金のかかる「個室」に入っていた経済的事情のせいなのか、2週間もつきっきりで世話をした(自力でナースコールすら押せないので例外として面会時間後の付添が黙認されていた)看護疲れから魔が差したのか、はたまた献身的な看護は始めからパフォーマンスで最初から「そういうつもり」だったのか、多分3番目なんだろうな(イヤホンをつけて聞かされている事がバレないように細工した「計画的手口」といい娘達は2人揃ってグルになっていたと見た。)と見て取れる自分としてはやりきれない気持ちになったものでした。(「金もかかるし、コイツが早く死んでくれれば少しは楽になれるのに。」と、つい思ってしまうのは分かる。けれど本当にそれを自らの手で実行するのと、頭の中だけで文句を毒づいているのとの間には物凄く差があると思います…。)投稿した看護婦さんもその後すぐ辞めて皮膚科に異動した(「お金は落ちるけれど、あんな怖いこと2度と御免だから。」)と他人事でもそこまでドン引きする反応に、これがマトモな人間の反応だよなと実感した話でした…。

 五百円ちょーだい…資産家老人「夢の中で銭湯に入ろうとするんだけど湯代の500円が払えなくて、いつも悔しい思いをするんだ。看護婦さん、500円貰えませんか?」
婦長「それは彼の魂の緒です。渡せば彼は銭湯に入り『戻って』は来ません。だから渡してはいけません。口外してもいけません。特にお見舞いの親族には絶対にあなた達から伝えないように!」

しかし、わずか2日後には容体が急変し、死んだ時その手には500円玉が握られていたそうです…。(「硬貨だけに効果的な話だな。」byうちの弟。)「いつ死んでくれそうですか?」と直で尋ね、「そういう事は先生にお尋ね下さい。」と突っぱねると無理矢理ポチ袋を渡そうとしてきた親族、その後すぐにマイホームを買った婦長という符号から、影でどんな裏取引があったのか何となく察しがついたものです。(「アンタ達は黙っているのよ!」というのは自分だけがコソコソ教えて遺族からバックマージンを貰う為だったのね…。)さすがに後ろめたくて、一月ほどでその病院を辞めた婦長(そりゃ勤め続ければ↑の符合から患者の命を犠牲にして金を掴んだ女として嫌でも職場中の噂になるだろう。)でしたが、ここに話が載っているという事は旧・職場の皆には全ての事情がバレてはいるんだろうなと納得しながら頷けた話でした…。

東京伝説~堕ちた街の怖い話~

2010.03.24
 右を向いても左を見てもマトモな人なんかいやしない、かつて「レッドデータアニマルズ」(このままでいくと数年先には遺伝的にも地球上からいなくなる恐れのある絶滅稀少動物。)というのが流行したけれど、その最後に「マトモな人間」というのも入れておくべきだったな、と実の子を餓死させた女(ちなみに人間の死の中で最も「長く苦しむ」のがこの餓死である。)や死体と数十年共に寝起きして年金をかすめ取っていた家族(数十年が経つ前に気づけ、役人!)と、11巻という思いもよらぬシリーズになった反面、最近ではすっかり新聞の三面記事がライバルになってしまった、という作者の嘆きの前書きから始まるこの1冊、相変わらずの濃い内容に唸らせて貰ったものでした。

 出会い系…沢田「出会い系っていうのは何でも50%誤差なんです。良い事は引き算の50%、ダメな部分は足し算の50%。だからヒロミのメールを見て、ぽっちゃり系って自己申告があったんで、多分これは相当に来てるなと覚悟はしていたんです。」

高校時代から出会い系サイトにハマり、既に100人以上「食った」猛者である彼曰く出会い系で多いのはメンヘラ系の女性(メルヘン系(少女趣味)ではなくメンヘラ系(メンタルヘルス板にいそうな心に病を抱えた痛い女。メンへラー)である。)だそうで、「ギリギリで危ない人なんだけど、それを敢えて行って無事に帰ってくる。これが冒険家としての醍醐味」なんだそうです。(「言っている事が既に分からなくなってきているが、とにかく沢田にとって出会い系というのはとても便利で刺激的な遊びということらしい。」by作者。)おかげで↑の会ってみたらトドのような女性と、人気の無い土手でカーセックスをした為に体重で車が横転(「土手が雨で緩んでいて、縁が崩れて車が落ちたんです。」by沢田)→性器がくの字に折れてしまったという文字通りの「痛い目」に遭ってしまった様には、もう笑うしかありませんでした。「登録してメール交換だけするっていうのは普通の人でも好奇心からやるけれど、実際に援助交際したり、タダでヤらせたりするのは、かなり痛い奴らが多い」と分かっているのなら、普通に足を洗った方が良いと思うんですが…ね。

 夜の訪い 二題…警察「あなた、一目惚れされたんですよ。奴はドアが開いたとたん部屋を間違えた事に気がついた。でも、それ以上に貴女に好意を持ったんです。2度目に訪問した時にはドアチェーンを切断できるカッターを持って殺しに来たんです。3度目にドアを殴りつけた時は被害者を散々、刺した後でした。ドアスコープの下に屈んで貴女が様子を伺う為にドアを開けるのを待っていたそうです。」
野見「でも、逮捕はしたんですよね?」
警察「ただし、奴の罪は『傷害』です。『殺人』じゃない。ムショで真人間になれば良いが、そうでない時は貴女を探して再び現れる可能性があります。これから5年はまず大丈夫でしょう。でもその先、8年後、10年後に妙な人間が周囲をうろつくような気配がしたら気をつけなさい。奴にとってこれからの時間は止まったままです。10年経とうが20年経とうが、ああいう手合いはまるで昨日の事のように覚えているものなんです。」

だから今でも彼女は外出時は濃いめのサングラスをかけるし、駅からはバスやタクシーを利用、自転車は乗らない、ホームでも人の前には立たない、雑踏は避ける、などなどの涙ぐましい努力をしているそうです。その後2人結婚しても良いなと思う男性がいたものの、この話をすると何故か自然消滅してしまった(とはいえ、都合の悪い事情を全て隠して「一生を共にする相手」に寄生する(結婚する)のも間違っている気はする。不審な男に一緒くたにつけ狙われて初めて事情を知った時には彼はビックリするだろうし、その時に彼は「自分を騙して利用し続けた女」を守ってくれようとはしないだろう。)そうで、おかげで人生が狂ってしまった様には同情したものでした。でも、結果としてダメになってしまっても、そんな事情を隠さずに彼氏に話した彼女は偉いな(そして男って、深刻な話を聞いたその時、彼女を守ることでなく逃げ出す事を考えるのね。)と評価は上げた女性でした…。

 夜の鍼…後藤「その夫婦が人目を避けるように通ってきている理由は奥さんの頭が原因なんだと思ってた。トラウマやメンへルの人でも針を頼る事があるってのは聞いたことがあったから。そしたらどう見ても鍼で治せるレベルじゃない子供を抱えてたんだ。」
師匠「西洋医学に見放された重病患者や障害児が最後の砦として鍼灸医や気功を頼る事は珍しくない。彼らには行き場が無い。ギリギリの気持ちで来ている気持ちの裏には、いっそこの子を殺して楽にしてほしいという気持ちも隠れている。その時、1人の人間として患者と関わりを持った者として、お前はそれを拒否せねばならん。」

「科学的な根拠としてではなく、その時に一縷の望みを持っていたり、治療の手応えを感じているのであれば、保護者の殺人願望を突っぱねろ!」という師匠の教えは、冷静に聞くと論理に欠けている(根拠が無いのに「手応えは感じてるんです!」って、よくよく聞けば意味不明。)のですが、保護者の願いを聞いてしまったが最後、殺人犯として捕まるのは自分(医者)の方なので、思えば有り難い教えを伝授してくれたな、と実感したものでした。↑の話にある通り治療法の無い不治の病に冒された人間が、誰も治療してくれないから(だって治療法が無いんだもん。)と鍼や漢方に走るのはよくある話で、治らないのが分かっているのに彼らは何故やってくるのかと言うと「それでも最後は誠実で優しくて患者を見捨てない先生に看取って貰いたい」という願いがあるからだそうです。「おかげで少し楽になれた気がする」のは全部プラシーボ(偽薬)効果でしょうが、それでもやっぱり「治療する」意味は有るんでしょうね…。

 メスモウ…石川「俺達同士で相撲をやって勝ち抜いた奴は借金をチャラにするっていう話だった。そこにいた中で俺より若そうなのは女が1人だけ。後はオッサンと爺さんだったから絶対に俺は勝てると思い込んだんだ。」
ヤクザ「お前らは今から釣り針を瞼の中に挟んで引っ張り合うんだ。糸が抜けたり、針が外れた方が負けだ。これなら男も女も若いもジジイも関係ねえ。目相撲だ。」

パチンコにハマり、うっかり闇金に手を出してしまった為に返済できずに「呼び出し」を受け、工事現場の屋上から飛べ(「保険をかけてたようにするからそれで借金はチャラにしてやる、悪くても半身不随だ。」byヤクザ)と言われてその場で脱糞&失神した為に別の場所に連れて行かれ、ホモビデオで5、6人に輪姦される役になった時には号泣した(「長谷川!こんなの『現場』でも使えねえぞ!」byヤクザ)結果、↑のような賭博の材料にされてしまったそうです。結果として2位に食い込み借金はチャラになったものの、以来、彼の右目は視力を失い別を向くようになった(ホモビデオで輪姦される役の方が、まだマシなような…。)そうで、それでもなおパチンコが辞められない石川さんにこそ恐怖を感じた話でした…。こういうのって本当に「病気」なんでしょうね。

 玉葱女…男「『イノウエ』さん、約束は守って下さいね。妹は寂しい奴なんです。今までも散々、男に騙されて人と付き合うのが怖くなってしまったんです。だから出会い系で知り合ったという貴方との仲を取り持つ為に恥を忍んで俺も協力してるんです。半年でも3か月でも、ちゃんと『付き合って』やって下さい。」
越田「分かりました。…あの、『妹』さんですよね。男性という事は無いですよね。」
男「女です。正真正銘、生まれた時から女です。」

↑の会話からも分かるとおりネットの出会い系にはネカマ(ネットオカマ)が非常に多く、会おうとすると「ゴメンね~。実は男なんだよ、バーカ!」と正体を晒す人間(これはまだ会う前に正直に言っている分だけ良心的。)や、ホテルに入って臨戦体形になった所で「たまにはこういうのもイイでしょ?」「良くねえよ!」と逆に襲いかかってくる人間(しかも外見的にはその辺の女より綺麗なので見分けがつかない。)が多いそうで、やっぱり出会い系は危ないな、と改めて感じたものでした。ちなみに↑の妹さんという女性は若い頃、妙なダイエットにハマったおかげで体がおかしくなり(ほとんど流動食のようなものしか受け付けないんだ。それもほんの少しだけ。」by越田)玉葱のように何十枚も着こむことでミイラみたいになった体を誤魔化していたそうで、結局の所出会い系で「マトモな人間との出会い」を探すのは不可能に近い様子です…。

東京伝説~冥れる街の怖い話~

2010.03.22
 今日、あなたが無事だったのは宝くじに当たるぐらい凄い事なんです。少し前なら「その手の話」を聞いても「へえ、世の中にはトンチンカンな野郎がいるね。」(随分と「珍しい」、あまり聞かない話だな。)と次から次へ書いていたのに、こうも前頭葉消失組の事件が頻発しては「そんな話」が当たり前過ぎて書いても目を引かなくなってきた。以前は変質的な事件が起こっても犯人はそれ以前から「兆候」を見せていた(「あいつなら前科持ちだし、いつかやると思っていた。」という予測が周りの人間には見えていた。)のに最近は全く前科歴の無い人間が脈絡無く異様なポジティブさで暴走するようになってきた、と前書きで嘆きが書かれてもいた1冊です。(それなのに、このシリーズの新巻が出てるって辺りが世の中終わっているよなあ…。)進化の過程を逆流するがごとく人間が幼稚に獣化している現在、明日の我が身を守る為にも必読の本だなと、思って相変わらず読み進めている私です。

 傷屋…片岡「そこには手、脚、目、耳、頭という項目が有り、手には左右の下に親指から人差し指、中指、薬指、小指、さらに第一、第二関節、根本、とあって横に切断、挫滅と細かく分類されていた。」
老人「この50万っていうのは?」
ヤクザ「右手の親指。それの麻酔ナシが一番高いんだ。」

現在もある日雇い重労働の仕事ですが、今は何でも機械で行うようになってしまった事で「仕事」自体も激減しており(「昔はビルのうんと高い何十階って所にもセメント袋かついで上がったりしてた分、俺達みたいな人間にも仕事がひっきりなしだったんだよ。それが今ではクレーンで何だって分解して持ち上げちゃうから人の手間が要らなくなったんだよね。」by片岡)↑のように時給的には楽をして稼げる話(わざと怪我をして、保険を誤魔化して金を申請する話)も出てくるようになったそうです。とはいえ小指座滅(一番の軽傷)を選んだ片岡さんはたかが8万円、一番高額である親指切断でも50万と所詮はした金(到底、何年も満足に暮らしていける額とは言い難い。)であるのに、それでも「本当に食っていけないから。」と傷屋を訪れる人間が後を絶たないという所が真に恐ろしい点なのかもしれません…。

 スカルプ…ふみえ「東南アジアのコテージで休んでいた時、5センチ以上あるカタツムリを見つけたの。面白がって最後の晩に潰したら変な臭いと緑色の汁がついて洗ってもなかなか落ちなくて…。」
真奈美「で、それがふみえの地爪とスカルプチャ(樹脂制のつけ爪)の間に入って体温で培養されたんだって。客の中には彼女の指を舐め回すのもいるし、お尻に指を入れる時に被せたコンドームが破れたのかもしれない。血便を出した客の他にも胃に穴が開いて血を吐いた客もいたらしいのね。」

本番はしない性感ヘルス(サービスは話術が主。Hな事はしても相手を触ったり、肛門に指を入れる前立腺マッサージがせいぜいで、B(ぺッティング)までしかできない。)でも、そんな危険性があるのか…と↑のカタツムリを潰して以来、右手があり得ない位膨らんで異臭まで放っていたのに(「要はふみえの体が腐っていたのね。」by真奈美)店内が薄暗いのと客が酔っているのを良い事に、部屋に香を焚いて誤魔化しながら客を取り続けた(つまり何の菌だか分からないが、それをお客にばら撒きまくった)ふみえに恐ろしさを感じると同時に、たとえ下の口を使わなくてもやっぱり風俗店って危ない所なんだと実感もした話でした。結局、女性に舌を引っ掻いて貰いながら自慰をするという奇癖を持つ客が鼻から下がモンスターのようになるまで発覚しなかった(舌が腫れ、リンパ腺が膨張し、顎の骨まで食い潰された為に顔が変形してしまった。)そうで、元々が売れっ子だった為に「被害者」は後を絶たなかったそうです…。

 ぶったおし…横沢「バイクが、道の端を歩いていた私の方に突っ込みそうになったので咄嗟に避けて道の中央に出たんです。そしたら反対側にもう一台バイクが出てきて…気がついたら自宅近くの駐車場で倒れていたんです。」
警察「『ぶったおし』といって、そのバイク2台がピアノ線を張って貴女を引き倒したんです。最初のバイクが突っ込んできたのも手で、そうすればターゲットが『道の中央に出てくる』から、引っ掛けやすいんです。」

そんなもので生身の人間が引っかけられた日には下手したら顔がズタズタにされてしまうのだけれど(「頭を強く打つから『被害者が何も覚えていない』のも奴らの狙いなんです。」by警察)幸いにして引っかけられた場所がジャケットの上だったので、顔ではなく服のボタンが切れただけの転倒・失神で済んだ(目を覚ましたらハンドバッグも携帯も消えていたとはいえ、怪我の度合いで言えば頭を地面にぶつけただけの「軽傷」(流血沙汰にはなったが骨折はしていない)で済んだ。)とはいえ、今は「普通に道路を歩いている」だけでもそんな危険な目に遭わされる可能性があるのか、と驚かされた事件でした。以来、彼女はバイクがやってくると民家の門や電柱の影に隠れる癖がついてしまったそうです。(しかし、そうやって歩かないと道路も安心して歩けない国になってしまったのか、この国は…。)

 チロ…「いつものようにドアの隙間から顔を出した野良猫のチロの顔がすっと宙に浮いた。チロの上半身に手を入れた男が部屋を覗き、ドアがこじ開けられようとした。」
川端「咄嗟に花瓶を投げ付けてドアをロックしたんですが、相手が部屋に入ってきた訳でも乱暴された訳でもないから『不法侵入』にも『婦女暴行』にもならないし、花瓶も私が投げたから『器物損壊』にもならないって言うんですよ。死んでいたのも『野良猫』だから実質、何の被害も無いって…。」

その後、警察を呼んだが、割れた陶器の破片と下半身を失ったチロが残されていただけで犯人はとうに逃げ去ってしまったこの事件(「一応、指紋とか取って行ったけれど、その後何の連絡もありません。」←警察って…。)捕まった所で、犯人が何の罪にも問われないというのも嫌な所です。その後、彼女の携帯に猫の鳴き真似と共に男の笑い声が混じった留守録がかかってきたり(つまりどこで調べたのか、既に携帯の番号まで知っている。)そもそも「彼女の部屋」を知っていて、よく野良猫に餌をあげるという習慣まで調べ上げて行った計画的犯行である辺り(確実に「初犯」じゃない臭いがするのだが。)立派なストーカーだと思うのですが、被害者が「死ぬ」まで本腰を上げようとしないのは、いつでもどこでも変わらない警察の特徴の様子です。結局速やかに引っ越し・携帯解約をした事で終わった事件ですが、泣き寝入りしてでも脅威から逃れる方が時には重要なのでしょうね。

 ちょっとちょっと…隣車「ちょっとちょっと、アンタら危ないよ!事故っちゃうよ!そこ、ガバガバになって落っこちそうだよ!」
彼「車を走らせながら窓を開けて、よく聞こうとしたとたんに隣の車が体当たりするように接近してきて、妙な破裂音と共に何も見えなくなりました。消火器を思いっきりこっちに向かって噴射したんです。」
彼女「アンタが簡単に窓なんか開けるからいけないのよ。」

幸いな事に車は急ブレーキで大きくスピンしながらも止まり、命に別状はなかった(「陸橋の欄干でも突き破れば谷底まで真っ逆さまだったよ。よく大事故にならなかったね…。」byレッカー業者)のが救いでしたが、フロントガラスから内装までダメにされてしまい(消火器の液で真っ白。エンジンはかかるが、もちろん運転できる状態ではない。)レッカー代3万円の出費、内装の改装費を自費で賄った挙句に、もちろん犯人は捕まっていない(車のナンバーや顔など、相手の特徴を覚えるどころではなかった。)という嫌な終わり方で終わってしまった話でした。ですが、命があっただけ、事故内容を考えると運が良かったとは言えるでしょうね。100キロ近くのスピードを出しながらの運転では隣を走る車がクラクションを鳴らそうが、何を語りかけてこようが、窓を開けてはいけない(どうしても気になるのなら「停車」しよう。)というルールも厳守した方が良いようです。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。