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マンガで知ろう天文学③~大宇宙探検~

2011.06.30
 友達が貸してくれた本です。(例の宮城の人の住所を勝手に調べた友達ね。)年齢的には30近い私に対して子供向けの本(しかもいきなり3巻。1、2巻はどうした?)とは一体どういうチョイスだとしばし絶句したものの、学習漫画は(勉強してこなかっただけに、知識がないだけに、新鮮なだけに)好きなので遠慮なく借りて読むことにしました。友達曰く「人の絵やギャグのノリが謎の日本人さんに似てる。」と言われ(最も実際は加賀谷先生の方が遙かに上手い。おかげで読みやすかった…。)ちょっと悪い気はしなかったのですが、その後友達が言い放った一言がこれです。
「この人、星や宇宙の絵は物凄く上手いのに人の絵になるとどうしてこんなに下手なのかと思うよ。」
それは私に対しても加賀谷先生に対しても失礼な一言じゃないですか?(なら君にはもう絵は送りません。)
私は漫画というのは作者の「絵」と「知識を下書きにした物語」をミックスしたエンターテイメントだと思っていたので友達の「絵」にこだわった評価も共感できず「…。」と思ってしまいました。そしてそんな否定的な評価の本を貸す辺り人(私)のことをぞんざいに扱っているのも感じられて(「いつも本を借りている「お返し」はこれで済んだでしょ。」みたいな儀礼的なものを感じる。「本の整理ができなかったから。」と本人は言っていたがつまりそれは私自身が持ち物の整理以下の存在って事ですよね…。)ますます友達の「人との付き合い方」に疑問を感じてしまう私でした。本人も自分のことを「人の気持ちに鈍い。」と自認していましたが「だから気づかなかった事は全て許されるよね。」みたいな感じに開き直っている部分があるので(それが最近とみに酷い。)人としてこれからも付き合っていくことに抵抗を感じている今日この頃です。
 悪気が無いのは知っているんですがメールの返信に対してさえ「携帯の調子が悪くて受信できなかった。」「迷惑メールのカテゴリに勝手に入っていてチェックできなかった。」(ならどうして確認メール送った時だけ速やかに返信ができるんですか?)と日常的に嘘を付ける特技があり(これでもうちょっと気を利かせた嘘が付けたら、よしみつさんは立派な詐欺師になれるのにね…。)そのせいで最近人として信用できなくなってきてしまいました…。(悪気がないだけ性質が悪いようにも感じるし。)嫌な男につきまとわれて困っている事を相談したこともあったのですが、話題が他の事に逸れたとたん「ごめん、選挙に行かなくちゃいけないから!」と速やかに席を立つ現金さも忘れられずに「…。」と思ってしまう私です。何が忘れられないほど凄いかというと選挙は来週だったんですもん…。しかも時刻は7時前(選挙、終わってます。)さらに外で応援演説してる車がバリバリに通っているのに堂々と「間違いなく選挙は今日だから!」と嘘をついて、しかもそれで言い訳として成り立つと本気で思っているらしい所が凄すぎます。(人間、舐めてるでしょ?)宮城の人の被災を確信しながら放置していることといいこの人は人の不幸にしか興味が無いのかなと認識を新たにしてしまった私でした。
 自分に対しての扱いについては諦めてきたんですけどね…。というか私には嘘を付きまくろうが、企画書を手伝わせておいて礼の一言もないような美味しい所取りの非情な付き合い方してても、他の人の為に尽くしている面があるとか思いやりを持って接している部分があったなら人として色々許せたんです…が、宮城の人のことで友達の他人に対する無関心さ、冷酷さが見えて完全に失望してしまいました…。(「住所を知らなかったのでまさか被災してるとは思わなかった。」なら分かります。でも調べた上で放置しているのはどう考えても冷酷です。)「こっちがサービスした分食い物にする人間っているから絶交した方がいいよ。」と弟にも言われたのでちょっと悩んでみます。

 正男くん…他のキャラクターの名前である星弥ちゃん(親は凄いセンスで名付けたと思う。)とセレネさん(思いっきり外人名。)を見て名前がマトモだ…と感心してしまった主人公。普通の少年という感じで無理なく追って行けるキャラ。しかし宇宙でも息ができたり人間離れした一面もあったり「…」と思うことも…ゲフッ!

 星弥ちゃん…聖闘士星矢じゃあるまいし何だこの名前は!?とネーミングセンスに度肝を抜かれた正男くんのガールフレンド。(でも昨今の子供達のキテレツネーミングを考えると現代日本では有りかもしれない。時代の先取りか?)中学進学に悩んでいる姿を見て、自分が中学校に入学してからクラスメートの冷たさに大ショック受けた(それまで1クラスの人数25人で6年間ず~っと一緒の小学校生活で絆が強かったんです。以来下の弟妹が中学に上がるごとに「中学校は覚悟が必要な場所だ。」と事前に忠告をするのが我が家の伝統になりました。)ことを思い出しリアルな話だなあ~と共感してしまいました。失敗があっても宇宙の広さに比べればちっぽけなことさと最後は悟っていますが子供にとって自分の周りの小さな世界こそが全てなのに12歳の言うセリフじゃないな(せめて50超えてから語りなさい。)と悟りぶりに老成しすぎだろ!とツッコミも入れてしまいました…ゲフッ!

 セレネさん…ギリシャ神話の月の女神の名前です。(狩猟の女神アルテミスとも同一視されておりローマ神話ではルナという。)美少年エンディミオンを愛しゼウスに頼んで不老不死と引き換えの永遠の眠りを与えた(爆睡しているだけで死んではいない。その証拠にセレネと子供を作りまくっている。…寝ながら何ということを!)という逸話で有名で、おそらく「美少女戦士セーラーム○ン」のヒロインの前世名セレニティはここから取ったのだと思われます。
 さて、この話のセレネさんは光以上の速さで移動したり、宇宙空間でも生きていたり取り合えず人間じゃないことは分かりますが、なにぶん1、2巻を読んでいないのでその正体は不明です。宇宙の構造などを教えてくれるナビゲーター的役割を果たしてくれますが、正男くんの家の屋根で本人が出てくるのをず~っと待っていたり、様子を見て木の中から登場したり(つまり木の中からずっと2人を観察していたって事ですよね。)日常的にストーカー行為を行うのはどうなのかちょっと微妙に思ってしまいました。正男くんが大きくなったらドン引きされますよ、セレネさん。
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映画・八日目の蝉

2011.06.15
 たまたまこの日が私の休日に当たり、映画公開最後の日にも当たり、しかもレディースデイにも当たり…これは神が私にくれた映画を見るチャンスに違いない!といさんで映画館に行ってきました。
 ドラマが好評だとは聞き及んではいたものの設定を聞いたとたん「何だ牡丹と薔薇のパクリみたいなものか。」とリアルタイム放映を全部スルーしてしまった私。再放送も前半(1~3話連続)は見逃してしまい、たまたま後半だけチラッと見てみたら…チラ見では収まりませんでした。血の繋がらない母子の絆に毎話ボロボロ泣いてしまい、何で前半チェックしなかったんだ、自分!と後悔しても後の祭り。そんな気になる前半の内容を見る為にも映画館に足を運んだ次第でした。
 さて「八日目の蝉」1番の見所と言えば小豆島の漁師、文治さんです。(違う!母と子の情愛だろ!)ドラマで酔っ払ってよろけ、希和子に「大丈夫ですか?」と支えてもらった姿に「絶対わざとだろ、お前。」と家族全員でツッコミを入れ、すかさず彼女を抱きしめた様に「チャンスを逃さず、押す時は押す辺りはさすが秀吉だよねぇ。」(この頃、大河ドラマ「江」での岸谷五郎こと秀吉はちょうど難攻不落の茶々を口説き落とした辺りだったのです。)と語り合った程に実にいい味出してた文治さん。岸谷五郎さんほどの好演は不可能にしても一体誰がどんな文治さんを魅せてくれるのか…本当に楽しみにして見に行ったものです。そうしたらビックリ。
文治さんがいないじゃないですか!
 ああ、映画版だから恵理菜の妹と同じく存在をカットされてしまったのか、仕方ない、小説版で我慢しますよ(お前、中央公論文芸賞まで取った傑作長編に対して何という失礼な…。)と小説を買って読んでみて再度ビックリ。
文治さんがいないじゃないですか!
 ネットで調べてみた所文治さんはドラマ版オリジナルキャラであり、彼を見るにはDVDを買うしかないようです。そんなDVDの発売は今年の9月24日。それまで忘れっぽい自分が果たして覚えていられるのか、見逃した前半には確実に出てこなそうな文治さんの為に買う気になれるかどうか非常に微妙な所ですが、それは未来の自分の判断に任せることに致してひとまず映画版の感想です。

 薫こと秋山恵理菜(井上真央)…連続テレビ小説「おひさま」の清純派ヒロイン陽子を演じる井上真央さんに不倫する女の役なんてやってほしくなかった…とキャスティングに大ショックを受けてしまいました。(やはり私生活も肉食系の北乃きいさんの方がイメージ的にしっくりきたり。私的に。)しかしドラマ版の「希和子とは血は繋がっていないのにどうして似ちゃうんだろうね?」と妊娠(命を宿している重さ)を全く実感していない感じの薫よりも「私は『がらんどう』になりたくないの。だからこの子は産むつもり。」と両親に真っ向から対決した強さを魅せてくれた映画版の薫の方がカッコ良くて好感は持ててしまったり…ゲフッ!(映画版キャスティング否定派なのか肯定派なのかどっちなんだ、自分!?)「一人暮らしをしているたくましい女の子」の味が出ていて小説のイメージでいえばこちらの方が近いかな…と人格的には好きでした。(ドラマ版は「未だ母親の影から抜け出せていない大人ぶった、しかし中身はあの頃から歪んでしまったままの子供」というイメージがあるので。それはそれで味があるのですが。)ラストの希和子との邂逅が描かれなかったのが心底残念です。(尺の問題もあったとは思いますが…終わり方が尻切れトンボ過ぎて個人的には不満。)我が子への愛情を実感したのはいいのですが「…え?ここで終わりなの!?」とエンディングテーマの間中そっちで唖然としてしまい席を立てませんでした。あと30分猶予(続き)が欲しかった話です、映画版は。

 野々宮希和子(永作博美)…誘拐犯。ドラマ版で檀れいさんの濃く深い母の情愛を見てきた私としては泣いている赤ちゃん薫に対してオロオロして終いには一緒に泣きだしてしまう(誘拐という大罪を犯してまで子供をゲットした女がそれ位でくじけちゃダメです!)彼女の姿に「…アレ?」と思ってしまいました。パンフレット(買っちゃいましたよ。)のインタビューによると「薫と一緒にいたい気持ちを持ちながら心のどこかで「誰か早く私を捕まえて。」とも思っている、それでも彼女は続けたんです。」との本人コメントを読んで納得、つまりドラマ版の薫と一緒にいられれば奈落の底に落ちたって構わないという(ように感じた)壇れいさんの悪人街道上等!な希和子とは解釈が違っていたんですね。個人的にはドラマ版1番の見せ場「その子はまだご飯食べていないんです!」が「母の切なる叫び」ではなくて警官達への事務的挨拶になってしまったことが物凄く不満でした。最期、フェリー乗り場で薫を一人で行かせた(諦めて手放した)のも奪い取ったくせに手を放したら負けでしょうとエゴを貫き通せなかった弱さ(エゴから始まったのなら思い切りが悪いまま最後まであがいてほしい…個人的に。)に幻滅してしまったり…希和子を演じるにはいい人すぎたのかもしれません、永作博美さんは…。

 秋山恵津子(森口瑤子)…恵理菜の実母。「あんたなんか死ねばいいのよ!死ね!死んでしまえ!」と希和子に向かって罵声を浴びせたり(鞄を握りしめるだけじゃ気が治まらなかったようです。)恵理菜の妊娠を知るや「堕ろしなさい!」と包丁突きつけて迫ったり(平手打ちだけという平和的解決はできなかったようです。)という激しい1面に圧倒されたはいいものの子育てというものが忍耐を下地にして行っていくものだということを職業的にも知っている私としてはあまり共感できる母の姿とは思えなかったり…ゲフッ!家族そろって板屋由夏さんの「気持ちを抑えてきた故に娘とすれ違ってしまった母親」(一生懸命我慢してきたのに、頑張ってきたのにどうしてこうなってしまったの?)の姿が好きだった身としては、全く我慢していない(どころか思う様感情をぶつけている。愛人に対してはそれで全然OKですが子供にそれをぶつけるのはNGです。)母の姿に「…。」と思ってしまいました。映画版は希和子も恵津子もどっちも「新米ママ」だなあと感じてしまう所以です…。

 マロンこと安藤千草(小池栄子)…恵理菜の事件で本の出版を目論むルポライター。ドラマ版のマロンさんが「他人の不幸を出版して脚光を浴びようとしている嫌な女」という印象を受けたのと反対に本を出したいというのは口実で「薫ちゃん」と再度友達になるきっかけが欲しかったという純なイメージを受けて好感が持てました。映画版ではご飯作ってあげたり飲み物を買いに行ってあげたり完全にパシリ状態でした。むしろ友達としてそんな関係でいいんでしょうか?
 男禁制のエンジェルホームで育ったが為に生理的に男を受け付けられなくなってしまったマロンさん。彼女にもそんな悩みがあったんですね…親のすねをかじっておいしい所取りしてるだけのムカつく女のイメージが強かった私にとっては新しい発見をした気分でした。マロンさんだけに至っては映画版設定の方がいいなあ、と思ってしまったり…ゲフッ!

 秋山丈博(田中哲司)…恵理奈の父親にして希和子の不倫相手。「僕が離婚してちゃんと身辺を整えてからじゃないと子供を産むべきじゃないだろう。僕はそこまで君との結婚を真剣に考えてるんだ。」(「考えている」だけで実行するとは言っていない)みたいな中絶へ向けての説得に男の身勝手さが見えて、でも「この人と別れたくないからあえてそのへ理屈を信じたい。」という自分を捻じ曲げた希和子の切なさも見えて印象深いシーンだと思ったのは私だけではないでしょうね。(あれは「自分と切れたくないなら思い通りに振る舞え。」という持ってまわった脅迫にしか見えない。)希和子を「世界で1番悪い女」に仕上げたのは間違いなくこの男です。不倫するのはもちろん悪いことですが(だから愛人の方にも妻は慰謝料を要求することができる。)それはそんなことをした男も女も両方悪いんだよ、と社会的制裁を受けた彼の姿には思わず快哉を挙げたくなってしまいました。家庭が崩壊したのも仕事を追われ続けているのも全部貴方の不倫のせいです。逃げてばかりいないで思い知って下さい。

 岸田孝史(劇団ひとり)…恵理菜の不倫相手。不倫相手は劇団ひとりだったのか!とまずそのキャスティングにビックリしました。マロンさんに「彼氏?それとも…ストーカー?」と言われているように男特有の粘着質さ、嫌らしさを見事に再現していて「不倫って嫌だなあ。」という当たり前の現実をまざまざと実感させてくれました。(ヤルことの代償というか手土産がたったケーキ1個でそのケーキも落っことして食べられなくなってるし…あのケーキ掃除するのも恵理奈ちゃんなんだろうなあ…ゲフッ!)男のしつこさを個人的にも知っている私としてはむしろサラッと「もう会わないよ。」発言をされただけで手を引く潔さが意外で逆に好感が持てたり…。(離れようとしたとたん被害者顔して「善人の自分を捨てるなんて酷い。」と言わんばかりにしつこく説得しようとする男って多くないですか?その女々しさが心底嫌になったから顔も見たくなくなったんだよ、という逆効果を招いていることにも相手は気づいていませんし…ゴフッ!)あるいは奥様に感づかれてきて「そろそろ手は切らなくちゃいけないな。でも、もうちょっと…。」と考えていた矢先の「ラッキー」だったという説も考えられますが、もしそうだったら恵理奈哀れ…ガフッ!

 結論…1時間半という時間枠に収めるには無理のある話だったんですよ、これ。

ひみつの比嘉先生

2011.06.06
 5月の連休中に福島の方に1日600人以上がボランティアに駆けつけたそうです。希望者は13万以上にものぼりあまりに大量すぎてストップをかけることにまでなったのだとか…日本人もまだまだ捨てたもんじゃないなあ、と感動してしまいました。
 そこで私事。友達が宮城方面にいることを(調べてまで)知った私の友達もそこまで「心配している」と言うんなら行くつもり(だけでも)あるのかな(フリーターで仕事に縛られていない分「自由に動ける」という利点があるので。またコールセンターなど電子系のバイトは地震以降大量にクビになっているので時間はあるはず。)と思っていたら行くことさえ考えていないとの友達のセリフにまたも唖然としてしまった私でした。
 顔も合わせたこともない人間を友達と言うのかは私的にはかなり微妙ではあるのですが…いくら友達が「本当に仲が良くてもう少しで会いそうな勢いだった。」と言っても結局会うことも本人から住所を教えてもらうこともなかった事実(勝手に調べたわけですから。)しか私には見えないし、宮城から関東くんだりまで本当に会いに来る気が起きるのか、かなり疑問ではあるのですが…。たとえ100歩譲って宮城の人が「友達」だと思ってくれていたとしても相手の不幸(おそらくは8割以上の確率で被災している。)を調べてまで知りながら黙って見ていられるのは神経を疑います。(じゃあ何の為に住所を調べたのか…?)それがこの人の「友達への対応」というのなら、なんて冷酷な人間だろうとドン引きしてしまいました。
 本人は「自分は偽善者だから。」(だから悪気はないし、住所を調べたのも、相手にまったく尽くさないのも許される…わけでもないと思いますけどね。)と言い訳していましたが「偽善者」とは心が無いのにうわべだけは良く見せようと見せかけの善行をする人間のことを言うのであって行動さえしていない友達は偽善者という「善人のカテゴリ」にさえ入らないのでは…?と本人の過大評価ぶりにも「…。」となってしまった私です。(行動だけ見るとむしろ非情なひとでなしに思えますよ。)なんか「友達」について色々悩んでしまいましたよ…。

 ホモでもこんなに相手のことを考えている人はいるのにね…という訳でホモの話を更新です。(無理くり関連づけるのにも程があるだろ!)この話に登場する比嘉先生と辰己くんのモデルはゲームキャラだそうです。一時期ほんの一瞬だけはメジャーなゲームでモデルどころか性格はモロそのまんまだそうですが…いかんせんゲーム事情に疎い私には「正体」が分かりませんでした。ご多分にもれずBL本ではあり「そういうシーン」ももちろんあるんですが挿絵でいわゆる「局部」がリアルに描かれていなくて(下半身だけカットされていたり「影」になっていてよく分からなくなっていたりと描写がソフト。)非常に読みやすかった本でもあります。ちなみにこの本で水戸先生単行本20冊目にも当たるそうです。(凄いなあ。)

 比嘉陸人…斎藤「いくら子供が好きでも犯罪者にはなるなよ。」
比嘉「旧知の友をそこまで疑いますか。」

でも結局「犯罪者」にはなってしまった男。(で、でも辰己くんは学校はもう卒業してるし、比嘉先生だって教師は辞めてるんだし、気にすることはないのでは…?)その後アメリカに渡るも(最も飛行機には乗り遅れたらしいが。)半月後には辰己くんを迎えに来る算段になっており斎藤のからかいの種にされつつも一応は八ッピーエンドになったようです。両親の仲直りの為に媚薬を作った辺りでは貴方の両親は下半身の行為以外で「仲直り」はできないんですか?ともツッコミを入れてしまいました。辰己くんも親に恵まれてはいませんでしたが、この人の親も個性的な方々のようです。そりゃしこりもできるだろうなあ、と変に納得もしてしまいました…ゲフッ!

 宮崎辰己…父親が国会議員の場合普通その息子は父親の後を継いで国会議員になるはず(あるいは小泉元首相の息子のように俳優になる。)なのですが、何故だかサラリーマン止まり(しかも会社には父親のコネでようやく入れた。22歳の若さでもう天下りですか?)のふがいない元不良少年です。議員の父親が家庭を顧みないのはよくある話ですが、その分嫁いできた良家の子女(母親)がゴッドマザーとなり息子を立派に育て上げるもの(そしていい家の者同士互いに東大だの「いい所の大学」を出た2人の間に生まれた息子なのでDNA的に頭は良く、結果として「出来は良く」育つ。)なのですが彼の母親に全くそういう自覚がなかった(ほったらかしにした。)辺り、母は「良家の子女」ではないようです。(おそらく鳩山元首相兄弟のようにモデルだの、バーのママのような女と不倫しただの「見かけの美しさ」だけに魅かれて結婚相手を選んでしまったのでしょう。彼らの息子達も鳩山家で初めて東大を落ちたというあの一族にしては物凄い出来の悪さを見せたのでやっぱり頭の良し悪しというのは遺伝の要素が強いようです。)それでも父親は国会議員。息子が家出して男と同棲してるだの、挙句にその男とデキテしまっているだのという現在の状況は大変なスキャンダルになると思うのですが…放っておいていいんでしょうか、お父さん?22歳という実年齢からは外見も中身も幼い息子ですがその辺も災いして色々いじられたりからかわれたり(特に斎藤から)酷い目にあってはいます。そして会社を辞めてしまったのなら一刻も早く次の就職先を見つけるべきだと思うのですが、このまま比嘉先生の主婦になってしまうつもりなんでしょうか、ね?

 斎藤一也…斎藤「ウエディングドレス姿では比嘉の前には行けないなんてお前の気持ちはその程度か!?」
辰己「程度の問題じゃねえ、常識の問題だ!」

何故、男の彼がウエディングドレスを持っていたのでしょう?(昔、婚約者に逃げられたとか?)という疑問はさておいて(さておくな。)明らかに選び間違えられた比嘉先生の友人です。辰己くん達カップルのことは本気で「からかっている」に過ぎないんでしょうがそれでも冗談の延長上で「手を出され」たらたまらないと比嘉先生の心配は尽きないご様子です。(事実、辰己くんのファーストキスは先生でなく彼に奪われ、Bまでの話なら先を越されてはいる。)そんなこんなで二人ともわたわたしてしまうから余計に斎藤が面白がってしまうということに彼らはまだ気づいていません。と、とはいえ見合いをぶち壊してくれたり一応2人を応援する気持ちはあるんでしょうね。(ホモに走ることが幸せなのかどうかは個人の判断に任せるとしても。)性格が最悪に悪いだけでちゃんと比嘉の本当の気持ちを分かっている(だからこそ辰己を拉致した。)と強引に善意に解釈してもいいでしょうか?取りあえずウエディングドレス1着(これが結構高いらしい。)がダメになっても構わないくらいの思いやりは持っていると、し、信じることにいたします…ゲフッ!

金のがちょう

2011.06.05
 昨日、轢き逃げ事件でまた会社員Aさんが捕まっていました。その前の本名がバリバリに出た「自称医師」さんとは違い報道情報公開の違いぶりによっぽど「自称医師」さんは態度が悪かったんだろうなあ~と憶測してしまいました。
 「自称医師」さんの方は本当のお医者さんで、しかも病院長とのことですが…考えてみてください。普通の人間でも人を轢いてしまった時には通報する義務があるのに仮にも医者が「病人や怪我人の可能性」を見捨ててスルーしてしまうっておかしくないですか?(だからこそ警察は「他のどんな職業であってもまさか医者ではあるまい。」と信じられなかったんですよ、きっと。)「隣に座っていた孫が騒いでいたので異感触には気づいていたがまさか人だとは思わず(それは既に現実逃避です。確認してから行って下さい。)そのまま行ってしまった。」そうですが人一人死んでいて「気がつかなかったから悪気はないの。」で遺族は納得してくれると思いますか?(その発言自体、遺族の人達に無神経なのでは…?)言い訳するにもちょっと配慮が足りな過ぎじゃないかと唖然としてしまいました。
 結局簡易裁判に落ちて実刑はくらわない方向で落ち着いていましたがもし私が遺族だったら民事裁判に持ち込んでせめて誠意(という名の金)を見せてもらいます。医師免許剥奪よりはマシでしょう(「実刑」をくらった医者の医師免許は剥奪される。)たとえ事故でも人一人殺した責任はしっかり見せるべきです。という訳でまだまだ長引きそうなこの事件、今後一体どういう展開を見せてくれるか興味津々です。ていうか皆さん、事故を起こしてしまった時は逃げずにその場で警察に電話しましょう。そこで実名まで出てしまうか警察にも「運が悪かったね。」と情報が最小限に留まるかが別れます。悪いことはしてはいけないという話です。

 それとは別に違う意味での「悪いこと」がいっぱい詰まっている話を更新です。(どこがどう関連してるっていうのさ、今度は!?)本当は怖いグリム童話で眠り姫の話を描いていた人の本です。現在は金併梅という話を連載しており話のまとめぶりの見事さ、ヒロインの持つ黒い魅力(黒いんです。でも人間らしくて引き込まれるんです。)に大ハマりして追いかけている最中です。(最も内容が大人向けなので友達に貸すのは見合わせている。)この本の話にもその片鱗が見えてやっぱりあの話を描いている人の本だなあ~と納得してしまった私でした。

 金のがちょう…ドラえもん映画シリーズでも題材として取り上げられていた(最も10作を超えた辺りから大長編シリーズは微妙だと思うけれども。不二子F藤尾先生もお亡くなりになってしまったし。)「お姫様を笑わせたらお婿さんにしてあげる」話です。原典でもお姫様を笑わせたはいいものの身分も無い村のバカ息子を婿にするのが気にくわずあれこれ難題を出して破談にしようとしていました。(だったら初めからそんな御触れ出すなよ。)
 そんな「あれこれと難題を出した」点をメインにした男女逆転ストーリーでした。話の中では唯一女体とか裸とか濡れ場とかが出てこなかった話でエロス要素を入れない話でも雑誌掲載式のグリム童話として成り立ったんだ、とかなりビックリしてしまいました。(初めて読みましたよ、グリム童話文庫シリーズでエロくない話を…。)話としては普通のシンデレラストーリーとして読みやすい話でした。最も最後にがちょうを飼う意味がよく分からない話でもありましたが…。

 カエルの王様…王様「姫よ、お前はそのような約束をしたのじゃな。」
姫「確かに約束はしたけれど約束を守るという約束はしていないわ!」

そう言って主張すれば良かったのに…ともあれそんな「約束」の為に娘の貞操を売り渡した王様がクズだと思ってしまいました。(今まで誰も「約束」を守ってくれなかった辺り、それまでの娘達の父親は全員親として真っ当な人間だったのでしょう。)それまでは「来ないで!醜いあなたを愛することなんてできないわ!」と泣きながら拒んでいたのに素顔(美形)が分かったとたん(隣国の王子様への憧れはどこへやら)180度態度が変わったお姫様の変わりように所詮男は顔なんですかとげんなりした部分もあったり…ゲフッ!(そういえば始めから面食いの気があったお姫様だったよね…。)カエルは原典でも壁に叩きつけられて内臓が破裂して死んだりロクな目にあっていない(それに気づいたお姫様は「どうしよう、お父様に叱られる!」と自分の身しか心配していない。そんな姫と結婚するのは本当にOKだったんですか?)のでそれに比べるとまだ性格のいい姫で良かったねと拍手してしまいました。人間は顔より中身だよねということをちゃんと…言っているかなあ、この話は?(むしろ男は顔説を思いっきり肯定してるようにも…ゴフッ!)

 クリスマス・キャロル…3人の精霊はどこ行った!?というクリスマスを題材(きっかけ)にしただけの全然別の話になり果てています。不器用な母親の分かり辛い愛情を描いた話で、娘のメアリの親の高慢顔をズタズタにしてやる(裏を返せば親の大事なものをぶち壊した人間として、親の中で存在を大きくしたいという愛情の裏返しでもあるのですが。)という暗い想いに引き込まれて一気に読み終えました。母親のアガサはおそらく「娘と同じ名前だから。」という理由で彼女を雇ったのでしょうが、それが本当に娘当人だったというのはまさしく奇跡でしょうね。(娘に与えた人形が超都合よく出てきた時には恐怖に駆られたが、後から冷静に考えれば第3者が取り出したのだろう→何故メアリは同じ人形を持っていたのか?という事実に気づいたことでしょう。)幻覚を通して自分の人生を振り返った後、他人からの恨みに一時は怯えたもののこれが自分が望んで招いた人生だと納得(覚悟)したようです。最後まで娘にまで媚を売らずに死んでいった様はいっそ潔いと感動してしまいました。(ぶっちゃけ自分から子供捨てて蒸発したくせに孤独な老後を迎えたとたん苦労した母親顔して子供の同情を買おうとする勝手な母親は多い。本当に可哀想なのは親の勝手な都合で振り回された子供当人でしょうに。)最後は口先だけのごまかしじゃなくて相手にどれだけのことを残せたかという誠意が物を言うんですよね。

 タニシ女房…中国の民話です。元の話は身寄りのない男を哀れに思ったタニシが女に変身してこっそり身の回りの世話をしていた所、男に殻を隠されて「もう元には戻れないだろう。俺の女房になってくれ。」とそれまで世話した恩はどこへやら人間として生きるように脅迫されたという物です。最初は我慢して従っていたタニシも子供が大きくなり「タニシ女房の子供。」と苛められるようになると「私もう耐えられません!殻を返して下さい!」と夫に強く迫り、タニシに戻ったそのとたんに消えてしまったという「天女の羽衣」のような話でした。
 話について「情があるなら与えてもらうのは当然」(むしろ「ドン引きなんかしてないのに何故与えてくれないの?」と情の名の元に他人が自分に無償奉仕するのは当たり前だと考えている。)いう自分にとって都合のいい所だけ持っていこうとするおいしい所取りの考え方は、義母の仕打ちはあんまりにしても側にいたらムカつく女だろうなあと思ってしまいました。義母とのやりとりを見れば分かるとおり、こういう鈍い人って1度人間関係が崩れるとそれまでの恨み(ギブアンドテイクが成り立ってない一方的奉仕関係。)がブワッと出てきてこじれる所までこじれるんですよね…。桂々が彼女に嫌気がさして逃げて行ったように、義母が彼女を叩き出したように、そういう人間は最後には誰も手を差し伸べません。本当の人との絆が欲しいのなら後半の美雨のようにちゃんと苦労もしなきゃダメという話です。

 コッペリア…18世紀のポーランド(それも18世紀中頃。18世紀後半には歴史にナポレオンが登場しているのでその頃にはポーランドは分割され切って地上から消滅している。)南部を舞台にしたバレエ名作です。窓辺に佇む美女・コッペリアを気にするフランツにやきもきした婚約者のスワニルダはある日コッペリウス老人の屋敷に忍び込みコッペリアに「ちょっと話があるんだけど?」と牽制をかけようとします。(…それ以外に「話」なんてあるまい。)しかしコッペリアは実は人形でした。コッペリウス老人の人間の魂を人形に移す研究の為の罠だったのです。(どんだけピノキオな研究ですか?)時同じくして見事に罠にかかり捕まってしまったフランツ。(バカか、お前は!?)それを見ていたスワニルダはとっさにコッペリアに化け部屋を滅茶苦茶にした後唖然とする爺さんを残してどさくさに紛れてフランツと逃げだしました。そして2人はめでたく結婚式を挙げるのでした。
 以上が原典のあらすじです。そんな男と結婚して本当にいいんですか?という感想を竹崎先生も持ったのか、話の中のスワニルダ(ニワヒルダ)はフランツとの結婚に対して滅茶苦茶悩んでいます。普段から恋愛小説(最も彼女の妄想から考えるに官能小説に思えてならないが…ゲフッ!)をふんだんに読んでいるだけあって恋愛にいらん夢(誇大妄想)を抱いているようです。しかし少女漫画に登場するような男性キャラは実際には存在しないのが現実です。一目惚れと言えば情熱的に聞こえがちですが所詮相手の外見だけにのぼせ上がっているふしだらな思いです。コッペリウス爺さん(老いてますます盛んな最低ジジイ。)の言うとおり恋愛にいらん夢を見るからバカを見る羽目になるんです。実際の男というのは汚い生き物なんですよ、ニワヒルダ。

 夜叉ヶ池…美濃(岐阜県南部濃州)の昔話です。民話では揖斐川に沈められ竜神に捧げられたのは安八太夫の娘である夜叉姫でした。(だから夜叉ヶ池なわけね。)この話のように「雨を降らせたので娘を嫁に貰いたい。」という「代償に奥さんを下さい。」という民話はとてもよく聞きますが…神様達は皆そんなにも(簡単に神通力使っちゃうほど。)嫁不足に悩んでいたのでしょうか?太夫は嫁に出した後も娘を訪ねて何度も池を訪れある日「どうか一目姿を見せて欲しい。」と頼んだところ大蛇が表れ「これが今の私の姿です。よく見て下さい。」と言って消えていったそうです。
そんな訳でお小夜の悲しい運命も太助の生涯独り身を通した清らかな生き様も全てはフィクションです。お小夜が龍神に捧げられたのは彼女の母親を忘れられない龍神の希望(そんなにまで嫁が欲しかったのか、龍神よ!)だったそうですがそんなに好きなら母親を襲ってくれ全く関係ない娘の被害に悲しみを感じてしまう私です。18年前一緒に逃げた父親の方は一体どうしてしまったのか(少なくとも村に来た時は母親一人で行き倒れていた。まさかあんなにドラマチックに愛の逃避行をしていたのに子供が出来たとたん重荷になって捨てられたのだろうか?)色々ツッコミ所は多い話ですが、、ともあれお小夜がどんな姿(半人半蛇)になっても変わらぬ太助の愛情に感動した話です。救いようのない結末ですが2人の絆が美しいなあとそこだけは感動してしまいました。

あさきゆめみし①

2011.06.02
 偶然ですがこのFC2のPR(100円で2億円当たるという馬券のCM。実際に世の中にそんな上手い話があったら怖い。)に作者の大和和紀さんの漫画が使われていてビックリしました。「あさきゆめみし」以外の大和先生の絵を見たのは初めてでカラーが違うな~と感じてしまいました。
 おそらく最も原典に近いであろう紫式部の「源氏物語」の漫画化作品です。作中に男達が集まって女談義をするシーンがありますが、そこで(紫式部と同じ身分の)中流こそが素晴らしいとしている辺り作者の自己賛美ぶりが分かります。(自分は17も年上の夫とさえ上手くいかなかったくせにね。)物語としては素晴らしい作品ですが作者の性格は最悪だなと初めて習った時に感じてしまったのを思い出してしまいました…ゲフッ!

 桐壺の更衣…源氏の君の母親。身分が低すぎて帝を独り占めするのには不十分な立場ということで正妻の弘徽殿の女御以下高貴な女性達から恨まれ、渡り廊下にウンチをまかれたり(結構下品な嫌がらせを…撒いた人は誰だ?)毒薬を勧められたり数々のいじめにあうことになってしまいました。(なのに桐壺帝の屋敷に移されたりと破格の待遇を受けたことでよけい苛め心に油が注がれてしまいました…ゲフッ!)源氏の君を生む時に悪霊と「自分の命と引き換え」に産むことを約束してた辺り難産でその場で死ぬ(葵の上なんかはその場で死んでいた。)と思っていたのに子供が3歳くらい(ペラペラしゃべれる年頃)まで生きていたのも意外でした。儚い死に様でしたが、予想していたよりも長く生きられて、帝の永遠の女性にもなれて、立場的にいえば十分恵まれた人生とは言えたのではないでしょうか?個人的には彼女よりも彼女が残した源氏の君がこれから巻き起こす数多の女性の悲劇の数々の方が気にかかってしまったり…ゴフッ!

 藤壺の女御…源氏の君の永遠の女性。桐壺帝の妃ですが寵愛を独り占めしつつも、身分が高いので苛められることが無くても、所詮「桐壺の更衣の身代り」でしかないことを本人も分かっており(実は源氏の君にとっての紫の上と同じ立場。)人として女性として満たされることは無かったようです。それでも義理の息子と関係してしまうのはルール違反だと思うのですが…ゲフッ!(せめて避妊しなよ、お二人さん!)女性としては哀れな立場といえるのかもしれませんが、同じく「身代わり」として育てられた紫の上の不幸はその上を行っている(しかも彼女の不幸の一因でもある。)のであんまり同情はできないような…ゴフッ!(むしろ他の男と不倫できて、子宝にも恵まれている辺り藤壺はまだ恵まれている。)本心から彼女を見ていないとはいえピエロにされた桐壺帝(しかも相手は実の息子ですよ…!)だって可哀想ですし微妙な恋だなあ(少なくとも応援はできない。不倫とは往々にしてそういうものかもしれないが。)と思ってしまいました…ガフッ!

 六条御息所…源氏の正妻・葵の上に子供が出来たことで(それまで妻と不仲という彼の言葉を信じていただけに)大ショックを受けてますがこれは不倫相手に奥様の悪口を言ってしまうという基本的なルール違反をしてしまった源氏の君が悪いと言えるでしょうね。(そこまで奥様が不満なら自分が取って替われる、勝てると期待してしまうのです。)美しくたしなみ深く才気があるが妻とするには気疲れする重苦しい女性(「奥様の方にも顔を出すんでしょ?」(自分の所に来るかしら?)等々常々行動を試されてばかりで安らげない。恋人という「別個の人間」として付き合うのならともかく「妻」として毎日のように顔を合わせるのは苦痛になるのでしょう。)と源氏に思われている通り自分から尽くそうとはしないのに嫉妬深さは物語中一番の女性です。(この人よりはまだツンデレの葵の上との方が上手くやれそう…あぐらかいて尽くされことだけ待ってはいないから。)自分がこんなに(生き霊となる程)思っているのに、とはいえ相手は奥様持ち、自分だって未亡人とはいえ子供がいるんだしもうちょっと落ち着けないものですかね、お母さん?嫉妬に狂うのはともかく薔薇(「そうび」と読むのは初めて知った。)を食べてもおいしくないよ!とツッコミの絶えない女性でした。

 夕顔…頭の中将の元恋人。(彼女の娘が玉鬘。)執拗な六条御息所に疲れた源氏は彼女の相手の気持ちを「何も要求しない所」に惹かれたようです。(それって相手の事がどうでもいいってことでもあるんですけどね…ゲフッ!)おそらく彼女は今でも頭の中将を愛していながら正妻の制裁(シャレじゃないです。)が怖くてこの先会うことを諦めており、人生を捨てたが故、自分の体はどうでもいいので源氏に求められるままに関係したんでしょうね。源氏にしたって本命はあくまで藤壺の宮であり恋に溺れてるとはいえ浮気相手に過ぎない(つまりお互いに「本気の相手」ではない。)のでそこを踏まえると六条御息所にとり殺されてしまったのは哀れといえるでしょうね。(どうでもいい相手の為に殺されてしまったわけですし。)こうして彼女が若くして亡くなってしまったが為に後に娘の玉鬘の悲劇(源氏との同棲)が始まります。人生がどうでもよくてもヤッていいこと(カタカナ変換)と悪いことがあるという話です。

 末摘花…後ろ姿は美人な人。(限定形。)源氏の君の恋人の中ではもっとも醜い女性にして唯一他のキャラと確実に混同せずにハッキリ見分けられるキャラです。(禁句。)浮気男・源氏の(唯一の)いい所は1度関係した女性にはきっちり生活の援助をしてあげる所で(だから姫の肩には侍女・下僕達の食費・衣料費・火桶代がかかっていた。)ヤッてさえしまえばこっちの物という命婦の計算は実は理にかなっていました。(頭の中将辺りだと飽きたが最後、ほっぽらかすので。)見た感じは「妖変源氏物語」の花散里に似てますが中身は世間知らずのアホ女のようで(源氏のどうしようもない内面を見越してそれでも憎みきれないからと悟っているわけではなく初恋に浮かれた少女独特の考え方でひたすら「いい面」しか見ようとせずにのぼせ上がっている。)源氏の君を微妙に感じる私としてはあまり好きにはなれなかったり…ゲフッ!見た目だけはコミカルで好きなんですけどね。

 源の典侍…色ボケばあちゃん。とはいえこういう元気なおばあちゃんは結構好きだったりします。(たとえ熱烈勘違い女でもベタベタしてなくてオープンな所が可愛いなあと思ってしまったり…。)源氏の君に言わせれば殿上人らしい駆け引きにも長けた風流人でこれであと30年若くて色好みでなければ最高の女性なのに…だそうです。(源氏の君は末摘花を例外として教養のない女人には興味無いそうです。)籐の立ったおばあちゃんとはいえ結果としては源氏の君と頭の中将を2人とも(一応は)ものにして夫の修理の大夫にも認められていて一時でも美味しい思いを出来て良かったねと思ってしまいました。シャレにならない暗い恋ばかりの話なので、このおばあちゃんカップルの明るさには内容的に救われてしまったり…ゲフッ!

 葵の上…ツンツンした性格が裏目に出てしまい正妻でありながら寵愛を逃してしまった人。おそらく源氏の君がせめて親王レベルまでに位の高い人だったら尊敬(納得)もしたんでしょうが幼い頃から「将来の皇后様」として育てられてしまっただけにたかが「臣下の妻」にまでレベルを下げられてしまったのには我慢ならなかったようです。挙句にその冷たさが災いして源氏の君の足が遠のき六条、夕顔その他に浮気し始めると「高貴な私を差し置いてこれは私への侮辱だわ!」と余計意地になってしまっていました。(結果、旦那の足はさらに遠のくという悪循環に陥り、むしろこの状況下でよくピンポイントに妊娠できたもんだと思ってしまいました。)元々源氏は(一応)真面目な性格ではある(真面目すぎていつまでも藤壺のことを忘れようとしないという最悪の欠点がある。)のでこの人がしっかり心を掴んでいればここまで浮気癖は開花しなかったのではないか(おかげで正妻を怒らせても「違う所」で息抜きをすればいいこと放っておけば衝突しないですむことを学んでしまっているような…ゲフッ!)と思うと微妙な女性です。愛しているのなら素直に相手に頼ることでしたね、葵さん。
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